2007 International CES
HDパッケージを強化するワーナー、「Total Hi Def」の詳細を発表(1/2 ページ)
ワーナー・ブラザースは、昨年末から噂されていたHD DVDとBlu-ray Disc(BD)の両互換ディスク「Total Hi Def Disc」(THD)の発表会を「2007 International CES」会場近くのホテルで開催した。ワーナーは独自のブースを出しておらず、この発表がTotal Hi Defを説明する唯一のイベントとなった。
しかし、大々的なパーティ形式での発表となったTotal Hi Defだが、会場での反応は冷ややかなものだった。「青と赤の融合」をテーマにしたプレゼンテーションは華々しかったものの、消費者利益を前面に押し出すアナウンスメントに「ディスクコストが高すぎるのでは?」「そもそも複数フォーマットをなぜサポートするのか? 今後もサポートし続ける必要があるのか?」などの質問が飛んだ。
ワーナー・ブラザース会長兼CEOのBarry M. Meyer氏は、「1950年代における映画のテレビ放送、それに90年代後半に始まったDVDビジネスなど、ワーナーは歴史の中で常に新しい技術に対して一番最初にコンテンツを提供してきました。そして今日は、われわれのビジネス、そして消費者にとっても利益があると考えられる新しい技術を発表します」と切り出し、Total Hi Def Discをアナウンスした。
THDは両面ディスクで、片面がHD DVD、もう片面がBDとして使えるROM専用フォーマットである。このためディスクラベルは印刷できない。
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントグループ社長のKevin Tsujihara氏は、「THDは消費者に対する完全な選択肢です。HD DVDなのかBlu-ray Discなのか。消費者はどちらのフォーマットを支持するかを意識する必要はありません。加えてクリエイターやアーティストにとっても、両規格を1枚のディスクでサポートできる点で優れます。さらに流通業者は、規格ごとに確保しなければならない売り場の問題に関して助けを出すものになります」と話した。
Tsujihara氏とともに壇上に上がったワーナー・ホームビデオ社長のRon Sanders氏も「われわれの調査では、消費者はHDパッケージに対して非常にポジティブな反応を示している。HDコンテンツが提供する新しいレベルのスリルを体験すると、さらに次のコンテンツが欲しいという。ところが消費者は、どちらのパッケージを購入すればいいのかわからない。THDならその問題を解決可能だ」と支持した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR