3GSM World Congress 2007
アフリカのエイズ撲滅に携帯活用――官民が協力
携帯電話をアフリカでのエイズ撲滅に活用――スペインのバルセロナで開催の3GSM World Congress 2007で2月13日、携帯通信業界と米政府による1000万ドル規模の官民パートナーシップ(PPP)「Phones for Health」が発表された。Phones for Healthには、携帯業界団体GSM Association(GSMA)の開発基金や米国大統領エイズ救済緊急計画(PEPFAR)のほか、Accenture Development Partnerships、Motorola、アフリカの通信業者MTNやVoxivaが参加。まずアフリカの10カ国に焦点を当て、エイズ撲滅への携帯電話の活用を目指す。
アフリカの多くの国では固定回線のインターネット接続はまだ少なく、伝染病の分布の記録媒体も紙が中心となっている。一方、60%以上の住民が携帯ネットワーク圏内に住んでおり、2010年には85%の住民をカバーするとGSMAは予測。Phones for Healthでは、この携帯ネットワークを活用したシステム構築を行う。
医療従事者は、Motorolaの携帯を使って医療データなどを入力。データはGPRSで中央のデータベースに転送され、各地域の保健局などがWeb経由でアクセスすることが可能となる。医療従事者は、携帯電話をこうした医療データの入力や管理のほか、現場スタッフとの連絡や医薬品の注文、アラートの発信、治療指針のダウンロードなどにも活用できるという。
Phones for Healthの参加組織は、既にルワンダで同様のシステム「TRACnet」を構築、2年にわたり運用している。今回のPhones for Healthは、TRACnetの経験に基づくもの。将来的にはアジアにも活動範囲を広げ、結核やマラリアなど、ほかの伝染病への対応も行う見通しだという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR