「負けなし」のチェッカー対戦ソフト、アルバータ大で開発
紀元前3000年にまでさかのぼる歴史を持つボードゲームのチェッカーを、アルバータ大学のコンピュータ科学者が完全に解明したと発表した。
チェッカーは「西洋碁」とも呼ばれる、市松模様のボード上で駒を取り合うゲーム。同校のジョナサン・シェーファー氏とその同僚は、18年以上の間5×1020回駒を動かし、4月にチェッカー対戦プログラム「Chinook」を作成した。Chinookは引き分けになる可能性はあっても、絶対に負けないという。
シェーファー氏――自らを「ひどい」チェッカープレイヤーと言う――は上級プレイヤーの力を借りて、成功した駒の動きと失敗した駒の動きに関する知識を獲得するソフトにヒューリスティック(経験則)を組み込んだ。その後、毎日平均50台(ピーク時は200台)のコンピュータを使ってこのソフトを走らせ、調整を加えていった。
Chinookにはもうヒューリスティックは不要であり、あらゆる状況で最善の動きを「知っている」データベースになったと発表文には記されている。
Chinookプロジェクトは1989年に始まり、1994年には人間のチャンピオンに勝った初のコンピュータプログラムとなってギネスブックに載った。その後Chinookは負けなしで1997年に引退。2001年に「完ぺきなチェッカープログラム」を目指してプロジェクトが再開された。
この研究の成果は、7月19日のScience誌に掲載されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
6
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
7
「壁紙DIY」とイマドキの超短焦点4Kプロジェクターを寝室で試したら検証が止められなくなった
-
8
早すぎる 「めっちゃカメレオン」Switch 2版、即日10万本突破
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR