特集
iPodアクセサリー2007夏コレクション――ノイズキャンセルヘッドフォン編 (1/2 ページ)
ポータブルプレーヤーであるiPodを通勤や通学の途中に楽しむ際、どうしても気になってしまうのが周りの音。ボリュームを上げれば相対的に気にならなくなるが、それでは周囲のひとへ不快感を与えてしまうし、なにより耳の健康を考えるととても勧められる解決策とは言えない。
そこで活用したいのがノイズキャンセリング(NC)機能を備えたヘッドフォンだ。これらの製品はヘッドフォンながらもマイクを搭載しており、周囲の音を集めてこれに反する音を生成する「逆位相型アクティブノイズキャンセリング」といわれる機能で周囲の音を低減する効果を持っている。
元来は航空機用に開発されたという由来から、より強力な効果を狙える、耳全体を覆うオーバーイヤータイプが多いが、最近では小ぶりなオンイヤータイプのヘッドフォンやさらにコンパクトなカナル(耳栓)型のイヤフォンを組み合わせるタイプも登場しており、街中でも違和感なく利用できる製品が増えている。
ケース、アクセサリー、スピーカー、イヤフォンに続くiPodアクセサリー特集。今回はノイズキャンセリング機能を持つヘッドフォンを紹介する。
ソニー MDR-NC60
ソニー「MDR-NC60」は複数のノイズキャンセリングヘッドフォンを用意する同社のフラグシップ製品。スタイルとしては一般的なオーバーイヤータイプで、ノイズキャンセルの方法もこれまた一般的な逆位相型だが、ハウジング内側に搭載したマイクでノイズを集める「フィードバック方式」としたほか、新開発されたマイク一体型ドライバーユニットと高密閉イヤーパッドの採用で、周囲のノイズを最大で1/6まで低減する。
ユニット径は40ミリと大口径だが、ハウジングを横方向に回転させて折りたむスイーベル機構が採用されており、未使用時にはコンパクトに携帯できる。また、人に話しかけられたときなどに押すことで再生中の音をミュートする「モニター機能スイッチ」も備えている。電源には単四形アルカリ乾電池を1本使用し、約30時間の連続利用が行える。重量は約230グラム。
オーディオテクニカ ATH-ANC7
現在店頭に並んでいるノイズキャンセリングヘッドフォンのなかでは比較的後発組となるオーディオテクニカの「ATH-ANC7」。ヘッドフォンとしてはスタンダードな外観で、ノイズキャンセルの方法もこれまた一般的な逆位相型だが、専用回路を作り込むことで「環境ノイズを85%以上低減」(同社)するという強力なキャンセル機能が魅力だ。
搭載するドライバーは40ミリ径で、ハウジング部分が横方向に90度回転する折りたたみ機能も装備。電源には単四形アルカリ乾電池を1本使用し、約40時間の連続動作が行える。電池切れの状態でも通常のヘッドフォンとして利用できるほか、ハウジングからコードを取り外してノイズキャンセル機能だけを利用することも可能だ。
パナソニック RP-HC500
RP-HC500は「騒音92%軽減」 (同社)をうたうパナソニックのノイズキャンセリングヘッドフォン。スタイルはオーバーイヤータイプで、仕組みは同種製品としてはポピュラーな逆位相の波形を生成する逆位相型。飛行機や電車、バスの社内やエアコンの動作音といった低音(周波数の低い)騒音を低減してくれる。
耳全体を覆うタイプだが、肌に直接触れるイヤーパッド部分にはプロテインレザーを採用、本革に近い質感でやさしくカバーしてくれる。40ミリ径のドライバーを搭載しており、再生周波数帯域は8~22000Hz。単四形乾電池1本で約40時間の連続動作が行える。ハウジングを回転させる折りたたみ機構も装備。色はシルバーのみ。
パイオニア SE-MJ7NS
本製品は逆位相の音を人工的に発生させることでノイズを低減する逆位相型の機構を備えるが、ハウジング内部にマイクを備える「フィードフォワード方式」とすることで、周囲の騒音を最大約1/5にカットする。特徴的なのは「SRS Headphone」によるサラウンド機能も同時に備える点で、ノイズキャンセリングとサラウンドを同時に利用することも可能だ(サラウンド機能のみの利用は不可)。
ただ、2つの機能を搭載したためか同種製品が単四形乾電池1本で動作するのに対して、本製品では単四形乾電池2本を使用する。ハウジング部が90度回転するほか、ヘッドバンドが折りたためるようになっており、かなりコンパクトに折りたためるのも特徴のひとつといえる。
BOSE QuietComfort3
BOSEからは「QuietComfort 2」「QuietComfort 3」と2つのノイズキャンセリングヘッドフォンが登場しているが、ここではオンイヤータイプの後者をセレクト。QuietComfort 2は耳全体を覆うオーバーイヤータイプで強力なノイズキャンセル能力が魅力だが、本製品はハウジングの小型化による軽快さが魅力だ。
QuietComfort 2より小型化されているとはいえ、本ジャンルの先駆者であるBOSEの製品だけあってそのノイズキャンセル能力は折り紙付き。無音時の動作音もかなり小さく、利用時に気になることは少ないはず。柔軟性と反発性を兼ね備えたイヤーパッドを備えており、着用時の負担も小さい。重量も170グラムと軽量なのはうれしいが、電源は専用バッテリー。長時間のフライトを伴う旅行などの際には、スペアバッテリーを持参する方が安心かもしれない。
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