デジ一眼レビュー
プロも満足する快適操作と多機能ぶり――ニコン「D300」(1/3 ページ)
気持ちがいい操作フィーリング
去年の今ごろはエントリー機「D40」をヒットさせたニコンが、今年はプロから写真愛好家層をターゲットに据えた意欲作「D300」を投入した。最上位機「D3」とともに、来年の北京オリンピックを視野に入れた高速連写のデジタル一眼である。製品の型番としては「D100」、「D200」に続く中堅機のシリーズになるが、同社では、D3がフルサイズ「FXフォーマット」のフラッグシップで、D300はAPS-Cサイズ「DXフォーマット」のフラッグシップと位置付けている。
D300を試用してまず感じるのは、操作フィーリングの心地よさだ。レンズやバッテリーを含めると1キロを超える中量級のマグネシウム合金ボディは、ラバーグリップによってしっくりと手になじみ、シャッターボタンや各種ダイヤルは操作しやすい位置にある。倍率0.94倍のペンタプリズムファインダーは、表示が大きくて見やすく、視野率は100%なので、見たままの範囲をそのまま記録できる。APS-Cサイズのデジタル一眼としては現在最も視認性が高いファインダーといっていい。
電源を入れると瞬間的に起動し、シャッターボタンの半押しで最大51点測距のAFがほぼ無音でスピーディに作動する。AFスピードのほか、レリーズタイムラグやファインダー像の消失時間などが非常に短く、当然ながらD40やD80などの下位モデルとはレリーズした瞬間のスピード感がまるで違う。また、これまでの同社上位モデルから継承した特徴として、衝撃吸収バランサーを内蔵し、レリーズ時のミラーショックを抑えていることも、心地よさを感じる大きな要因だ。
そして、撮影画像は3型92万画素の背面液晶でくっきりと確認可能。これまでの製品の液晶も屋外での視認性は良好な部類だったが、D300では液晶サイズと画素数を高めたことで、さらに画像の細部まで見やすくなった。拡大やインデックス表示への切り替え、ヒストグラムや各種Exif情報の表示もスムーズに行える。
新搭載または強化された様々な機能についてあれこれと語ることも必要だが、それよりもD300のいちばんの注目点は、こうした操作感やスピード、視認性などデジタル一眼としての基本部分が充実していること。各種ボタンの配置は、従来機からいくつか変更もされているが、効率よくまとまっていてすぐに把握できる。また項目が非常に多いメニューは、マイメニュー登録によって自分が使いやすいようにカスタマイズできる。
肝心の画質については、従来機D200から画素数を高めたことで解像感がややアップし、ノイズ低減処理を変更したことで高感度時の写りが向上した。クリアな色再現やオートホワイトバランスの安定感の高さも確認できた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
7
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
8
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
9
「若手はAI使うな」は“老害”なのか? 新人教育で「AI禁止」した企業の1年後
-
10
GMO、PCのバックアップと電源オフ呼びかけ VPS利用者に きょう正午の攻撃予告受け
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR