LifeStyle Weekly Access Top10
高いか、安いか 20万円の卓上テレビ
先週は有機EL関連の話題が上位を独占した。ソニーが発売した初の有機ELテレビ「XEL-1」のレビューが1位と3位で、2位には東芝の「有機ELテレビの発売を延期」というニュース。新しい薄型テレビに対する注目度の高さを改めて示した。
さて、XEL-1の価格だ。20万円という定価についてはさまざまな意見があると思うが、レビューやインタビューを通じてXEL-1を触りまくった立場で率直な意見を述べるなら、「安くはない、安くはない……でも、これもアリ」という感じ。
確かに、ほかの卓上テレビやポータプルDVDプレーヤーが数万円で手に入ることを考えると、同じような使い方をするものに20万円という値付けは高い。一方、これまでに有機EL開発にかけたコストを考えれば20万円の1機種だけで回収するのは到底無理な話で、ソニーとしてはいくらに値付けしても「採算性度外視」である。だから「商品のバリューで値段を決めた」(同社)という。
ソニーのうまいところは、新パネルで注目を集めつつ、デザインや質感を組み合わせて訴求したことだ。片側のアームで支える構造、シルバーとブラックを組み合わせたシックなボディカラー、そして薄い筐体に詰め込まれた機能など、製品としてのバリューを持たせることで、家電量販店より洒落たセレクトショップなどが似合いそうな“贅沢品”に仕立てた。セレクトショップに並べられても、きっと飛び抜けて高価に見えたり、逆に見劣りすることはないだろう。
おりしも2007年は、薄型テレビがインテリアとの融合を目指してさらなる薄型化を模索しはじめた年だ。シャープの次世代液晶をはじめ、10月のCEATEC JAPANで公開された日立とビクターの薄型液晶が注目を集めた。そしてシャープが「AQUOS」の“壁掛け”を全面に押し出したTV CMを展開するなど、ちょっと贅沢に思えてもスマートなテレビが受け入れられる時代になってきている。追い風とも思える状況のなか、20万円の卓上テレビはどの程度市場に受け入れられるのだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「命の砂時計」連呼のGMO会見──熊谷代表の発言にXではツッコミ続出
-
2
GMO熊谷代表、涙の謝罪会見でも“熊谷節”さく裂──「31年間、もうけるという言葉は使ったことがない」
-
3
GMO熊谷代表、会見で改めて謝罪 SNS投稿巡り「配慮が欠けていた」
-
4
ロゴ画像用の公開領域に顧客ファイルも保存 GMO系シングルサインオン、4.5万人分漏えい
-
5
アットコスメ、会員約300万人分の情報漏えい 不正アクセスで
-
6
総務省、GMO攻撃者サイトの「ブロッキング」を通信各社に要請 報道
-
7
Apple、第4四半期として過去最高の増収増益 ターナスCEO初の決算「Siri AIはずっと望んでいたSiri」
-
8
渦中のGMO記者会見、責任の所在はどこに? 熊谷代表が語った“グループ内の力関係”
-
9
ニコニコレンタカー、免許証画像の事前登録を廃止 保存済み画像も全削除 サイバー攻撃の増加受け
-
10
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR