レビュー
小型軽量ボディに手ブレ補正機構を内蔵――オリンパス「E-520」(1/4 ページ)
オリンパス「E-520」は、同社が昨年発売したエントリー向けデジタル一眼レフカメラ「E-510」の後継機だ。新開発の撮像素子によって画質をブラッシュアップしたほか、機能や操作性の改善を図っている。
ボディはダイヤルのデザインや塗装を変更した以外、従来機とほとんど変わらない。デジタル一眼レフカメラとしては小型軽量の部類で、適度な携帯性とホールド性のよさを兼ね備えている。外装は樹脂製ながら、表面にシボ加工を施した高品位な質感で、低価格なわりには高級な雰囲気がある。
シャッター速度に換算して最大4段分の補正効果を持つボディ内手ブレ補正機構や、電源オフの際に撮像素子のゴミを自動除去するダストリダクションシステムなども従来機から継承する。
コントラストAF対応のライブビュー
改良のいちばんのポイントは、ライブビューの際に「ハイスピードイメージャAF」が使用可能になったこと。ハイスピードイメージャAFとは、一般的には「コントラスト検出AF」と呼ばれ、撮像素子のコントラストを判断してピントを合わせる方式だ。
従来機E-510のライブビューでは、一眼レフでは一般的な「位相差検出AF」を利用しているため、ライブビュー使用時にAFを作動させると、内部のミラーがパタパタと音をたてて動き、液晶表示が一瞬ブラックアウトした。しかも、シャッターボタンの半押しによるAFロックができず、専用ボタンを押してAFロックするか、AFロックなしで全押しするしかなかった。
しかし、E-520のハイスピードイメージャAFでは、ライブビュー時でもシャッターボタンの半押しでAFの作動とAFロックができ、ピント合わせの際のライブビューの中断(ブラックアウト)はない。その上、光学ファインダー撮影時には3点のAF測距点は11点に増加し、ライブビュー時の顔検出も可能になっている。
ライブビューの操作方法は、まず背面のライブビューボタンを押すと、内部のミラーとシャッターが開き、ファインダー表示からライブビュー表示へと切り替わる。AF測距点は、背面右上のAFフレームボタンを押して、十字ボタンを使って選択する。そして、構図を決めてシャッターボタンを半押しするとAFが作動して合焦し、全押しした瞬間にミラーダウンしてシャッターチャージ→撮影→再びミラーアップしてライブビュー画面という流れになる。
このハイスピードイメージャAFに対応したレンズは、キット付属の標準ズームやパナソニック製レンズを含め、今のところ6本。ハイスピードイメージャAFは、位相差検出AFに比べてAFスピードが遅く、特に薄暗いシーンではもたつくが、それでもコンパクトデジカメに近い感覚でライブビューができるようになったのはうれしい進化だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR