毎日新聞、英文記事問題で記者や役員ら処分 「社員への中傷には法的手段」
毎日新聞社の英語版ニュースサイト「Mainichi Daily News」(MDN)で配信していた記事に「低俗すぎる」などと批判が相次いだ問題で同社は6月27日、担当記者を懲戒休職3カ月、当時常務デジタルメディア担当だった朝比奈豊社長を役員報酬10%(1カ月)カットとする処分を発表した。
このほか、監督責任を問い、高橋弘司・英文毎日編集部長を役職停止2カ月、磯野彰彦デジタルメディア局長(当時同局次長)を同1カ月、長谷川篤取締役デジタルメディア担当(当時同局長)を役員報酬20%(1カ月)カットの処分とした。
担当記者は「風俗の一端と考え、雑誌記事を引用し紹介したが、引用する記事の選択が不適切だった。申し訳なかった」と話しているという。Webサイトには長谷川取締役の話として「読者の皆様の信頼を損ない、誠に申し訳ありませんでした」と謝罪するコメントを掲載した。
同社は「ネット上に、今回の処分とは全く関係のない複数の女性記者、社員個人の人格を著しく誹謗・中傷する映像や書き込みが相次いでいる」とし、「名誉を棄損(きそん)するなど明らかな違法行為に対しては、法的措置を取る方針」としている。
問題となったのは、MDNのコーナー「WaiWai」に掲載していた一連の記事。編集部に籍を置く日本在住の外国人記者と外部ライターが、国内の雑誌記事を引用しながら日本の風俗などを紹介していたが、5月下旬、「内容が低俗すぎる」「日本人が海外で誤解される」といった批判が同社に寄せられ、調査した結果不適切な記事が判明し、削除した。
6月中旬に削除した記事がネット上で紹介されて改めて抗議・批判が寄せられた。さらに調べた結果、元記事にはない内容を記者が加えていたケースも1件確認されたといい、同社は21日にWaiWaiを閉鎖。6月23日英語と日本語で謝罪文を掲載し、25日付けの朝刊本紙にも謝罪文を載せた。
同社は今回の対応について、第三者機関「『開かれた新聞』委員会」に見解を求めるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR