「ソフトバンクはGoogleに次ぐ世界2位のネット企業」と孫社長
「Googleの次に大きいネット企業がソフトバンクだ」――ソフトバンクの孫正義社長は、8月5日に開いた2008年4~6月期の決算会見で意気込んで見せた。
孫社長は「ソフトバンクは通信企業ではなくインターネットカンパニーだ」と強調。携帯電話も「922SH」(インターネットマシン)、「iPhone 3G」を発売した今年を境に、音声通信端末から「インターネットマシン」に変わり、今後の主流になっていくと展望する。
その上で同社の2007年度のEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)を米国のネット企業と比較(1ドル108円換算)。同社の6267億円に対し、Googleは6536億円、eBayは2787億円――とグラフで示し、「ソフトバンクはGoogleに次ぐ世界ナンバー2だ」と述べた。
同社はアジアナンバーワンのインターネットカンパニーを目指し、中国を中心としたアジアのネット企業への出資を進めている。
「Googleは成長率が低い欧米・PCが中心だが、当社は成長率が高いアジアとモバイルのインターネットでそれぞれナンバーワンになる。これまで米国のネットで1位になれば世界一だったが、これからはアジアナンバーワンが世界一だ」
1Qは減収増益 「減収は想定の範囲内」
2008年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、携帯電話販売からの収入が減って減収だったが、割賦販売制導入による販売奨励金の削減でコストが減り、営業・経常利益は四半期として過去最高だった。
売上高は2.4%減の6472億円、営業利益は8.1%増の850億円、経常利益は6.1%増の542億円、純利益は22.9%減の193億円。
主力の移動体通信事業の売上高は4.9%減の3725億円、営業利益は1.7%減の442億円。
割賦販売導入で端末価格が上がり、買い換え台数は前年同期より34%減って72万台に。端末売上高も139億円減少したが「想定の範囲内」という。「解約率も上がっていれば問題だが、解約率は0.98%と順調に減っており、大事に使ってくれるユーザーが増えた」
ARPU(加入者1人当たりの売上高)は、音声が減少し、データが増加する傾向が続いており、合計ARPUは一貫して減少傾向。同四半期中はデータが1650円(前四半期より50円増)、音声が2530円(同180円減)で合計4180円(同130円減)だった。
孫社長は「ARPUが下がっているというのは間違った見方」とし、端末の割賦販売請求分をARPUに上乗せして考えるべきと説く。「販売奨励金モデルでは、端末代金が通信料金に埋もれていた。割賦販売は端末代金と通信料を明確に分けたもの。実質ARPUには、端末代金を加算して見る方が正しい」
割賦請求分を上乗せした「実質ARPU」は5570円となり、前四半期より30円増えている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
8
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
9
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
10
早すぎる 「めっちゃカメレオン」Switch 2版、即日10万本突破
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR