P2Pを業務システムに──ブラザー「Einy」を不動産営業支援に活用
ブラザー工業は9月29日、コンテンツ配信システム「Einy」(アイニー)を、不動産業者向け営業支援システム開発・販売のミオソフトに提供すると発表した。多拠点への大容量データ配信にP2P技術を活用することで、中央サーバによる一斉配信方式と比べ、配信にかかる時間を10分の1に短縮できるメリットがあるという。
Einyはグリッド技術を応用したコンテンツ配信システム。ミオソフトは、賃貸仲介業者向け営業支援に特化したサービス「ミオキューブ」にEinyを採用する。物件情報や店頭チラシなどのデータを「投入サーバ」に登録すると、登録データを断片化。各店舗の端末が、断片化したデータを端末間P2Pで自律的に取得して配信データを構成する仕組みだ。
ミオキューブを利用しているのは現在約400店舗。更新データは毎月数Gバイトあり、従来の中央サーバ方式では時間とコストがかかっていた。Einyの採用で配信に必要な時間を10分の1に短縮でき、今後の配信先の拡大にも対応。その上扱うデータを大容量化できるため、よりリッチなコンテンツを提供できるようになるとしている。まず100台を対象に、10月1日から試験運用する予定だ。
Einyは2007年9月にリリース。ミオソフトに提供した「エッジ・ソリューション」は、P2P技術を活用して短時間かつ多拠点に大容量データを配信するシステムで、例えば4Gバイトのファイルを400拠点に配信する場合、クライアント/サーバモデルでは119時間かかるのに対し、Einyなら11時間で済む上、配信先拠点が増えてもかかる時間は変わらないという。データは細分化して配信するなど、セキュリティも確保している。
今後、デジタルサイネージ(電子看板)やeラーニング、店頭キオスク端末など、多地点へのデータ配信を短時間に低コストで行えるソリューションとして採用を働きかけていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
6
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
7
「壁紙DIY」とイマドキの超短焦点4Kプロジェクターを寝室で試したら検証が止められなくなった
-
8
早すぎる 「めっちゃカメレオン」Switch 2版、即日10万本突破
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR