“HDD内蔵”が「VIERA」にもたらしたもの(4/4 ページ)
i.LINKでブルーレイDIGAに転送してみた
冒頭で触れた通り、既存の録画機能付きテレビの中で唯一i.LINK(TS)端子を備えたのがPZR900シリーズだ。そこで最後に“ブルーレイDIGA”「DMR-BW930」とi.LINK接続して録画番組をコピーするところを見せてもらった。
操作は、メニューから「ダビング」を選び、ダビング先をDIGAにして実行するだけ。PZR900シリーズは「ダビング10」に対応しているため、地上デジタル放送を転送した場合はコピー可能残数が1つ減るだけでVIERAのHDDにも番組は残る。BSデジタルやCS110度の有料チャンネルはコピーワンスのためムーブになる。DIGAやCATV STBでおなじみの操作だ。PZR900シリーズが正式にサポートしているレコーダーは同社製品に限られているが、i.LINK端子さえ付いていれば過去の製品でも対応できるのは“枯れた技術”の大きなメリットだろう。
ただ、i.LINK伝送の難点は、再生時間と同じだけの時間がかかること。例えば、VIERAで録画した1時間番組をDIGAに移すなら1時間が必要で、さらに録画モードを変更した上でBDにダビングしたい、という場合には最短で2時間が必要になってしまう(AVC変換も等速)。つまり、BDに残したい番組であれば、録画予約時に録画先としてビエラリンク対応DIGAを指定したほうがはるかに効率的といえる。ダビング10の番組をi.LINK伝送するとDIGAにはコピーワンスの録画番組しかできないが、最初からDIGAで録画すればコピー9回+ムーブ1回になるという違いもある。
パナソニックもこうした点は十分に承知しており、「i.LINKはお好み録画で良い番組を見つけたときなどに使う、“保険”と考えてほしい」(山口氏)と話す。とはいえ、保険があるのとないのとではユーザーの安心感が大きく異なる。i.LINK端子が付いていること自体に意義があるというのも事実だろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
-
7
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
8
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
9
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
10
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR