2009 International CES
コンテンツの球体を操る、東芝の手かざしインタフェース
AV機器が高機能化するにつれ、操作の方法も複雑化している。テレビについて言えば、旧来は電源と選局、音量のみが操作できれば良かったものが、多チャンネル放送の一般化やテレビがネットワークコンテンツへのアクセスまで可能となりつつあることで、リモコンのボタン数は増える一方となっている。その解決策のひとつを東芝が展示している。
東芝が展示している「Spatial Motion Interface」(空間モーションインタフェース)は、テレビ上部のセンサーでテレビの前にいる人を認識し、その人の手の動作(モーション)を読み取ることで、コンテンツの選択や、再生/停止、早送り/早送りなどの操作が行える。
同様の“手ぶり”インタフェースは昨年秋のCEATEC JAPANにてパナソニックと日立製作所が展示している。パナソニックは検出に複数のLED光を使うが(日立制作は詳細非公開)、東芝は赤外線センサーを利用する。処理にかなりのプロセッサパワーが必要となるため、当面は「Cell TV」への実装を目指したいという。
ただ、プロセッサパワー以外にも課題はある。ひとつは「どんな人が、どんな場所へテレビを設置しても問題なく利用できるか」という安定性の問題、もうひとつが、「ジェスチャーが操作インタフェースになることを利用者が受け入れるか」という利用者意識の問題だ。前者についてはより調整と改良を進めることで改善を図れるが、後者については同社もまだこの“手ぶり”インタフェースをどのように位置づけるか、検討を重ねている段階にある。
展示については、そのために、あえて適用する範囲を“操作”ではなく“ナビゲーション”を主体にしたというが、本技術の担当者は私見と前置きしながらも、「従来からのリモコンにも良い面はある。おそらくは平行して使われることになるのではないか」と述べた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
2
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
3
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
4
GMO、PCのバックアップと電源オフ呼びかけ VPS利用者に きょう正午の攻撃予告受け
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
7
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
8
Apple、「iPad mini」を大幅刷新 8.5インチOLEDとA20 Pro搭載、防水にも対応 11万9800円から
-
9
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
10
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR