正月気分を一気に吹き飛ばしてくれる年明け早々のイベントとして読むほうも取材するほうも気になってしょうがない「2009 International CES」がまもなく始まる。正式な開幕は米国時間で1月8日、日本時間では1月9日だが、例年と同様、正式開幕前から多数のプレスセッションが行われる予定だ。
その第1弾として、1月6日(日本時間の1月7日)にはその年のInternational CESで特に注目される展示品が事前に公開される「CES Unveriled」が行われる。毎回「真面目」と「キワモノ」が入り乱れて登場する「ネタ」としてもいつも気になるイベントだ。
1月7日(日本時間の1月8日)からは、多くの企業がプレス向けのカンファレンスを開催する。実質的に2009 International CESはこの日から始まるといっていいだろう。この日に新製品を発表するメーカーも多く、International CESの期間で最も重要な日ともいえる。
2009年も、LG、カシオ計算機、シャープ、サムスン、サンディスクなどの大手メーカーがカンファレンスを予定している。また、日本未発表の新製品VAIOが展示されることで注目されるソニーのブース事前公開(正式名称はSony CES Press Conference)も、この日の夕方に行われる。2009年におけるVAIOの方向性を示すこのイベントで、どんな新モデルが姿を見せるのだろうか。
それから、正式開催前日の恒例行事となったMicrosoftの基調講演も同日に行われるが、これまでスピーカーを務めてきたビル・ゲイツ氏の代わりに、2009年はCEOのスティーブ・バルマー氏が登壇する。その年のInternational CESがどれだけ盛り上がるのか、この基調講演が少なからず影響していることもあって、講演の内容とともに「聴衆の入り具合」も気になるところだ。
こうして、盛り上がりがピークに達したところで、2009 International CESが1月8日(日本時間の1月9日)から正式に開幕する。展示ブースの公開もこの日から始まるが、2009年は展示ブースには出展せず、周辺のホテルにプライベートブースを設けて新製品やスピーチセッションを行う企業も増えている。
世界的な経済不況にあっても注目される情報が発信される2009 International CESを、ITmedia +Dでは、PC USERとLifestyleを中心に紹介していく予定だ。


正式開幕を“明明明日”に控えて設営作業が進むInternational CES 2009の会場。今年は「順調すぎて怖い」と同行者がつぶやくほどに定刻に到着できたおかげで、こうして設営作業の状況をお届けすることができた。めでたしめでたし。
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