Apple、新チップ「M5 Pro/Max」発表 新開発の「Fusionアーキテクチャ」を搭載

» 2026年03月04日 02時02分 公開
[山口恵祐,ITmedia]

 Appleは3月3日、新型チップ「M5 Pro」および「M5 Max」を発表した。独自の新しい「Fusionアーキテクチャ」を採用してパフォーマンスと電力効率を追求しており、同日に発表した新型「MacBook Pro」に搭載する。

photo

 今回の目玉となる「Fusionアーキテクチャ」は、2つのダイを1つのシステムオンチップ(SoC)に統合する設計だ。第3世代の3ナノメートルプロセスを採用した2つのダイを統合することで、高帯域幅かつ低遅延な通信を実現しているという。

 CPUは、世界最速をうたう6つのスーパーコアと、マルチスレッド処理に最適化された12の高性能コアを組み合わせた計18コア構成となる。

 これにより、プロ向けワークロードの処理能力は前世代から最大30パーセント向上し、M1 Pro/Max世代と比較すると。最大2.5倍のマルチスレッドパフォーマンスを発揮するという。

 GPUには、各コアに「Neural Accelerator」を搭載した次世代アーキテクチャを採用した。これにより、AI演算のピーク性能は前世代比で4倍以上、M1 Pro/Max比では6倍以上に達するという。

 グラフィックス性能そのものも向上しており、レイトレーシングを利用するアプリケーションでは、前世代から最大35パーセントの高速化を実現している。

photo 「M5 Pro」および「M5 Max」が動作する新型MacBook Proのイメージ(1)
photo 「M5 Pro」および「M5 Max」が動作する新型MacBook Proのイメージ(2)
photo 「M5 Pro」および「M5 Max」が動作する新型MacBook Proのイメージ(3)
photo 「M5 Pro」および「M5 Max」が動作する新型MacBook Proのイメージ(4)

 最上位のM5 Maxは最大40コアのGPUを備え、最大128GBのユニファイドメモリに対応する。メモリ帯域幅は最大毎秒614GBを確保しており、大規模言語モデル(LLM)のトークン生成や巨大なデータセットの処理など、膨大なデータを扱う作業においてもスムーズな処理が可能であるとしている。

 この他、16コアのNeural Engineや、Thunderbolt 5ポートへの対応、AV1デコード対応のメディアエンジンなどを統合している。

 M5 ProおよびM5 Maxを搭載した新型MacBook Proは、3月4日より予約注文を開始し、3月11日に販売を開始する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  2. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  3. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  6. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  7. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  8. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  9. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  10. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー