2009 International CES
今年のCESで気になった製品、技術、動向(1/3 ページ)
米ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクスの祭典「2009 International CES」が閉幕して1週間あまりが経過した。今回は、展示会と各社のカンファレンスを振り返りながら、改めてテレビ・ディスプレイ関係で気になった製品、技術、動向についてまとめてみることにしたい。
今年のテーマは”3D”
今年のCESのテーマを1つ挙げるとするならば「3D CES」である。3Dディスプレイ、あるいはその周辺ビジネスに関して、ここまで幅広く業界全体が取り組み始めるとは、おそらく昨年の秋まで誰一人想像もしていなかった。
3Dに関して多くの展示を行ったソニーも、3Dテレビを参考出展したサムスンやLG電子も、実は昨年のCEATECでパナソニックが3Dプラズマディスプレイを展示するまでは、3D対応民生機器を早い段階で提供する必要があるとは、全く考えていなかった。
これは映画スタジオも同じだ。パナソニックが3Dプラズマディスプレイを展示した時、あるハリウッド映画スタジオの関係者が「BD立ち上げの大切な時期に、BDが古く見えるような展示をやるなんて信じられない。まだ3Dは時期尚早だ」と、怒りをあらわにしていたほどだ。
ところがあれから3カ月。業界内の空気はガラリと変化し、家電業界、コンテンツ業界は、ともに3D映像を家庭に届ける方向で動き始めた。実際に実用に足る3Dディスプレイを体験し、考えを改める業界関係者が次々に出てきたからだ(“3D”に向けて本格始動するテレビ業界)。
まだ実際に質の高い3D映像を体感したことが読者には、ピンとこないかもしれない。それもそのはずだ。前述したように、昨年のCEATEC JAPANでパナソニックが可能性を見せるまでは、業界内の専門家でさえ”まだまだ民生用は先の話”と思っていたのだから、一般の読者からは”ゲテモノ”に見えてもしかたがない。
ただ、3D映像の技術はまだ始まったばかりだ。製品化もされていない(一部では製品もあるが、それはこれから実用化しようとしている3Dディスプレイとは全く体験レベルが異なる)。過去20年以上をかけてハイビジョンが進歩してきたように、これから3D映像も進歩し始める。その最初の一歩が今回のCESだったといえるかもしれない。
では、3Dテレビは今年登場するのだろうか?
結論からいえばノーだ。3Dテレビのスタートはおそらく2010年だろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR