OracleのSun買収、舞台裏で何が起きていたのか(4/4 ページ)
3月30日~4月3日:Sunと顧問がIBMとその顧問に対し、買収提案に関する懸念、特に取引の確実性と独禁法問題について詳しく説明。
4月3日:IBMが交渉プロセスを終わらせたい意向を示唆する。
4月4日:IBMの弁護士がSunに2バージョンの買収案を提示し、これが最後の案であり、その日の午後6時に無効になると通達。買収案のうち1つは、Sunの普通株を1株9.40ドルで買収するというもので、もう1つは1株9.10ドルになっていた。それぞれの案に、異なる条件が付帯していた。
Sun取締役会はIBMの買収案について協議し、IBMが提示した条件は、ほかの選択肢と比較して、取引に伴うリスクがSun株主の最大の利益に見合わないとの結論を下した。取締役会はIBMの買収案を拒絶し、IBMの独占交渉権を終了した。
4月6日:Sun取締役会がOracleとHPからの打診について会議。経営陣と顧問が取引の可能性に関してOracleおよびHPと協議を再開する。HPは9日にSunの資産査定を再開。
4月10日:Sun取締役は再度IBMに接触して、再交渉の可能性を模索することを決定。その後SunとOracleは機密保持契約を結び、Oracleは詳細なSunの資産査定を再開する。
4月11日:Oracle経営陣がシュワルツ氏などのSun幹部と取引の可能性を話し合う。
4月16日:SunとIBMが新たな交渉で合意したが、IBMは20日朝までに合意し、買収を発表できなければ、交渉を打ち切ると主張。まだ1株9.20ドルと9.40ドルの2つの案が検討されていた。
4月17日:HPがSunに、買収案を出さないと通達する。その後Oracleが1株9.50ドルでの買収を提案すると示唆。
4月18日:Sun取締役会がOracleの提案した条件、IBMの条件、IBMとの交渉の状況について話し合う。このときIBMは提示額を確定してはいなかったが、3月29日に提示額を引き下げて以来、1株9.40ドル以上出す姿勢は見せていなかった。
4月19日:Sun取締役会がIBMに提示額の確認を求める。IBMは、1株9.10ドル支払う用意があり、価格についてはそれ以上の譲歩はないと回答。その後SunとOracleは1株9.50ドルでの買収で合意した。
4月20日:メディアに買収が知らされた。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
マンガ原稿をクラウドに上げただけでGoogleアカウントBAN Gmailも道連れ……日本では合法なのになぜ?
-
2
ドラマ「VIVANT」のワンシーンに映像制作界隈が「ぞっとする」 microSDカードを端子むき出しで手渡し
-
3
Salesforceで大規模障害 「夕方以降に落ちるなんて」阿鼻叫喚 PayPayのフォームにも影響
-
4
ドコモ、34万ユーザーの電話番号などAmazonに無断提供 人的ミスで同意事項を削除
-
5
不正アクセスで「当選」が「落選」に改ざん ウルトラマンショップのLINE整理券システムで被害
-
6
日本郵便、荷物の本人確認をICチップ付き身分証4種に限定 スマホのマイナカードで受け取れる場合も
-
7
メルカリ株が大幅安、1カ月で3割下落 最新ポケカ出品禁止を嫌気、転売・不正利用の批判も相次ぐ
-
8
Gyazoに不正アクセス ユーザー情報約2362万件、画像メタデータ約4.9億件が流出
-
9
“ほったらかしAI動画編集”を「DaVinci Resolve」で試す これが今のベストチョイスかも
-
10
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR