iPhoneに過熱の問題 Appleも認める

 Appleの最新携帯電話iPhone 3GSのデビューは大成功を飾った(発売から3日間で100万台が売れた)が、Appleは同製品に過熱の問題が生じる場合があることを認めた。

 iPhoneが過熱するという消費者からの多数の報告に応えて、Appleはサポートサイトに、iPhone 3Gおよび3GSの動作温度と温度管理について知らせるアドバイザリーを掲載した。

 「iPhone 3Gおよび3GSは華氏32~95度(セ氏0~35度)の場所で動作します。低温または高温の状態では、バッテリー駆動時間が短くなる可能性や、一時的に正しく動作しなくなる可能性があります」とアドバイザリーには記されている。「iPhone 3Gおよび3GSは華氏マイナス4度~113度(マイナス20度~45度)の場所に保管してください。車の中に置いておくのは避けてください。車内温度がこの範囲を超える可能性があります」

 Appleは、iPhoneの内部温度が通常の動作温度を超えた場合、iPhoneが温度を調整しようとするため、充電が止まったり、ディスプレイが暗くなったり、電波を受信しにくくなるなどの兆候が現れる可能性があるとして説明している。また、「iPhoneを冷却しないと使えない」というようなメッセージと温度を警告する画面が表示された場合は、iPhoneが過熱する場合もあるという。

 同社によると、このメッセージが表示されても、緊急の通話は行える場合がある。このメッセージが現れたら、ユーザーはiPhoneの電源を切って涼しい場所に移し、冷却してから使用を再開するべきだと同社は説明している。同社はiPhoneを暑い場所や直射日光の当たる場所に長時間置いたり、直射日光の下でGPSや音楽機能などを使ったりすることを避けるようにとアドバイスしている。

 iPhoneの過熱に関する報告(とAppleのアドバイザリー)が公開されたのは、消費者向け情報誌Consumer Reportsのスマートフォン格付けガイドでiPhone 3GSが1位を獲得した直後だった。Palmの最新スマートフォン「Pre」が僅差で2位に付けたが、Appleが優位を維持した。

 「iPhoneは高得点を取った部分が違う」とConsumer Reportsブログでポール・レイノルズ氏は述べている。「iPhone 3GSは優れたディスプレイ、一流のマルチメディア機能、操作性、Web閲覧、バッテリー駆動時間のおかげで、Palm Pre、BlackBerry Stormなどの高得点を獲得したライバルに辛勝した」

 しかしレイノルズ氏は、Pre、BlackBerry Storm、その他のBlackBerryモデルはメッセージ機能の点でiPhoneに勝っており、Preは複数のアプリケーションをカードのようなUIで処理できるマルチタスク機能が優れていると指摘している。レイノルズ氏は、Consumer Reportsが今年のスマートフォン格付けで、「ディスプレイ」「操作性」という新しいカテゴリーを評価に加えたことに言及した。「この変更のため、iPhone 3Gやほかの旧モデルの順位が上がった。その一方で、Samsung Blackjack IIやBlackBerry Pearl Flipなどのモデルはランクが下がった」

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