「Webサービスにテーマソングを」「目指せ紅白歌合戦!」 WEBライダー、戦いの記録(1/2 ページ)
NHK紅白歌合戦への出場を本気で目指しているネットベンチャーがある。京都市の「WEBライダー」だ。社長の松尾茂起さん(32)はSEOコンサルタント、作曲家、ピアニストと多彩な顔を持っており、これまで4曲を制作、発表してきた。
2009年リリースの「恋のSEO!」は、恋愛をSEO(検索エンジン最適化)になぞらえた曲で、「恋のリズムはアルゴリズムさっ♪」と、とにかくノリノリ。10年リリースの「私の心の中の関数」は、ラブソングでExcel関数を覚える斬新さなどが受け、ネットで話題になった。
Webサービスの受託開発やWebプランニングのほか、自社サービスも運営している。「歌の力でWebに集客したい。今年は自社サービス全部にテーマソングを付ける方針です!」――松尾さんは真剣だ。
「IT戦士」にライダーマスク支給 WEBライダー珍ルール
「小さいころからピアノをやっていた」という松尾さん。大学卒業後、音楽制作会社に就職し、演出家のつかこうへいさんやジャニーズ事務所が手がける舞台の楽曲制作に携わった。
25歳の時に退職。自身のピアノ演奏を収録したMIDI素材集をネットで販売するビジネスを個人で始め、必要に駆られてSEOやネットマーケティングを独学した。やがてSEOノウハウをまとめたマニュアル&テンプレート集「賢威」を販売するほどに。「Webというフィールドも面白い」と感じ始めた。
「WEBライダー」を名乗り始めたのは07年ごろから。その後もフリーで活動していたが、昨年に法人化した。社員数は5人。モットーは「突き抜けたコンテンツを作る」ことだ。「もともとWebの人間じゃないのに、Webで突出するためには、人と違うものを作らなくてはいけないという戒めを込めている」という。
WEBライダーと名付けたのは、フットワークが良いイメージをつけたかったから。作曲家兼ピアニストらしく、自社でスタジオも持っているほか、ライダーらしく(?)「IT戦士」と認めた社員にオーダーメイドのライダーマスクを支給するという謎の制度も実施している。
ライダーマスクは、どちらかというと戦隊モノのヒーローがかぶっていそうなデザイン。顔の鼻より上の部分と頭をすっぽり覆い、額には「W」のモチーフがついている。サイトの説明によれば「かぶることで平常時の3倍近い集中力で作業することが可能」。どう考えても通気性が悪そうだが「口元の通気性は十分確保しており、夏場でも蒸れにくくなっている」らしい。
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