フィルムカメラ風の高級コンパクト機――富士フイルム「FinePix X100」(3/4 ページ)
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充実したカメラ内RAW現像機能
撮像素子には、APS-Cフィルムサイズの有効1230万画素CMOSを採用する。感度はISO200~6400の範囲を1/3EVステップで選択でき、拡張モードとしてISO100とISO12800も選べる。高感度ノイズは目立たないように処理され、ISO800や1600でも実用的といっていい。
画質の傾向をカスタマイズする機能としては、フィルムシミュレーションモードがある。「PROVIA」や「Velvia」「ASTIA」といったフィルムの名称を選ぶことで、そのフィルムに近い色再現を得られる機能だ。モノクロでは、コントラストを高める「Yeフィルター」や「Rフィルター」「Gフィルター」も利用できる。また、シャドウとハイライトのそれぞれのトーンや、色の濃さ、シャープネスなどを細かく調整することも可能だ。
これらの画質調整機能はパラメータの選択肢が非常に豊富なので、じっくりと使い込んで自分の好きな設定の組み合わせを見つけるようにしたい。とりあえずRAWで撮影し、カメラ内RAW現像機能によって、各種の画質設定やフィルムシミュレーションを後から変更してJPEG出力することも可能だ。
FinePix X100は、近ごろ軽視されがちだった光学ファインダーに着目し、ファインダーをのぞいて撮ることにこだわった新しいデジカメだ。個人的にはメニュー回りなどにいくつかの不満が残るが、ハイブリッドビューファインダーという新しい撮影スタイルには、ほかでは味わえない興奮を覚えた。デザインの個性も含め、愛着を持って使えるカメラだと思う。
作例(1)
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