「音源無料」の新しい音楽ビジネスモデルを支援する「フリクル」オープン
CD販売に代わり「音源の無料提供」などを掲げる新しい音楽ビジネスモデルを支援するWebサイト「フリクル」のオープンβ版が5月2日公開された。参加アーティストのリスナーは定期的に新曲を無料で受け取ることができ、ファンを増やすことでライブやグッズから収益を上げていくというコンセプトだ。
3人組バンド「メリディアンローグ」が発案した「オープンド・アーティスト・システム」(OAS)に基づき、アーティストとリスナーが直接つながることをサポートするサイト。アーティストは登録するとメールマガジンを発行できるようになり、リスナーはメルマガ読者として登録するとアーティストの新曲をメールで定期的にもらえるようになる。
アーティストはプロフィールページで試聴音源を配信したりメルマガ読者を募集することができる。読者が一定数増えた場合のオプションサービスとして、6月には「プレミアム・サポーター制度」と呼ぶ有料ファンクラブの運営ができるようにする。アーティストは特典の商品などを定期的に用意し、サイト側が月額会費の決済や顧客情報の管理、特典の梱包・発送などを代行する。また、無料配信が終了した楽曲をiTunesなど大手配信サイトで販売できるようにするオプションサービスも追加する予定だ。
リスナーは基本的に無料で利用でき、過去曲の購入や有料ファンクラブに入会した場合に支払いが発生する。アーティストは、同サイトを通した利益を得た場合について、その一部を手数料としてサイト側に支払う仕組みで、初期投資は発生しないとしている。
メリディアンローグが提案したOASは、「音楽がレンタルCDやYouTubeで聴けるためリスナーがCDを買わないのは当然」という時代に、「良いアーティストが経済的にも評価される世界」を目指す新しいビジネスモデル。サイトはバンドメンバーが設立した新会社「ワールドスケープ」が運営する。3人からのアーティスト向けメッセージはこちら。
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