超広角22.5ミリからの36倍ズーム 超高倍率だけじゃない楽しさも ニコン「COOLPIX P500」(1/3 ページ)
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ニコンのコンパクトデジカメ「COOLPIX」は、「Style」「Performance」「Life」3シリーズが展開されており、高機能・高性能のPerformanceシリーズはフラッグシップのP7000、コンパクトズームのP300(レビュー)、超高倍率ズームのP500と個性の際だつ構成となっている。
P300は24ミリ相当/F1.8という広角に強い明るいレンズが大きな特徴だが、P500は対照的に36倍という強烈なズーム倍率が特徴だ。その詳細に触れてみよう。
安定したホールディング
P500の撮像素子は、有効1220万画素 1/2.3型裏面照射CMOSセンサー、ISO感度は160~3200まで設定可能となっている。レンズは35ミリ換算22.5~810ミリ相当の光学36倍ズームで、F値はF3.4-5.7。P300と比較してF値こそ大きいが、広角・望遠ともによりレンジの広い撮影が可能となっている(P300は24~100ミリ相当、F1.8-4.9)。
外観はいわゆる「ネオ一眼」の大きく張り出したグリップが特徴的で、細かい網状の加工が施されたラバーと相まってしっかりとホールディングできる。ただ、この細かい凹凸の肌触りは好みが分かれそうな印象だ。
背面の液晶モニターは3型/約92万画と高精細で、細かい部分の確認やメニューの文字も読みやすい。このモニターは上下にチルト可能で、望遠撮影時に自由なポジションで撮影できるよう配慮されている。このように超高倍率ズームを軸に、撮影するために必要なハードウェアを盛り込んだカメラといえよう。
光学36倍ズームの使い勝手
ズーミングは、シャッターボタンまわりのズームレバーと、レンズ鏡筒にあたる本体左側面のズームレバーで操作できる。側面のズームレバーは、カスタムでズーミングのほかに、MF操作や、クイックバックズーム操作に切り替える事もできる。クイックバックズームは、望遠撮影時にズームレバーをワイド側へ倒すと広角側へ1ステップ分シフトする機能で、被写体のフレーミングの際に役立つ。
最短撮影距離は、通常撮影時は広角約50センチ/望遠約2.2メートルで、マクロは広角マクロとなり、焦点距離に応じて最短約1~10センチまでの接写が可能となる。
このような超高倍率ズームレンズ搭載機で気になる手ブレ補正だが、レンズ正面には「VR」の記載があるものの光学式手ブレ補正ではなく、イメージセンサーシフト方式と電子式の手ブレ補正機能となっている。光学式とは違い、シャッターボタンを半押ししてフォーカスが合致するまで手ブレ補正の効果はあらわれない。遠景を撮影する際など特に、細かいブレが収束しないため、AFスピードと精度が犠牲になっているような印象だ。フォーカスが合致、もしくはフォーカスが合わずにAF枠が赤い表示になると手ブレ補正が働き、それと同時にカタカタと細かい音が本体から聞こえるようになる。
この動作音対策の為なのか、動画撮影時はイメージセンサー方式では無く、ブレ量から画像を切り出す電子式の手ブレ補正となっている。ある程度のブレならば電子式で十分機能するのだが、望遠端での動画撮影は手ブレが収束しないので、その際には三脚を使用して撮影することをおすすめする。
もう1点、ズームレバーを操作してズーミングしている最中は露出が固定されたままとなり、状況によっては暗い画面や白い画面のままズーミングすることとなり、被写体を見失うこともあった。ズームレバーから指を離すまで露出が固定されてしまうようだ。
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