時間や場所に応じてアプリを自動で配信・実行、富士通研が新技術
富士通研究所は7月19日、時間や場所に応じてユーザーが必要とするアプリケーションやデータを端末へ自動的に配信したり実行したりなどができる基盤技術を発表した。利用後に自動消去も行え、手間をかけることなく、アプリやデータを運用できるという。
新技術は、GPSなど各種センサーから取得した情報を基にクラウド環境からユーザーが必要とするアプリケーションやデータを送信、情報端末上で起動と実行、不要になれば消去――といった一連の動作を自動的に実施する通信基盤とアプリケーション実行環境で構成される。スマートフォンにはアプリとデータの管理、通信を行う専用のソフトウェアを組み込み、PCではスリープ時にも起動して通信を行う専用チップを搭載している。
また、近距離無線通信のNFCなどを利用して、近くにある端末同士でアプリケーションやデータをやり取りできる技術も開発。PCやスマートフォン、タブレット端末などの間で、アプリやデータを交換できる。
これにより、ユーザーが利用するアプリケーションやデータを事前に準備しなくても必要なタイミングや場所で利用できるようになる。例えば、会議室に入れば自動的に会議に必要なアプリケーションやデータが参加者に配信され、終了すると自動的に消去される。情報漏えいなどセキュリティ対策の観点からも期待される技術という。
富士通研究所は、2012年度中の実用化を目指すとしている。
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