Facebook、「Open Graph」をアップデート アプリの存在がより重要に
米Facebookは9月22日(現地時間)に開催した開発者向けカンファレンス「f8」で、2010年のf8で発表した「Open Graph」をアップデートしたと発表した。アプリ開発者はOpen Graphの機能をアプリに組み込むことで、前日発表された新ニュースフィードや「Ticker(日本名はリアルタイムフィード)」、同日発表された「タイムライン」でのプレゼンスを強化できる。
Open Graphは、Webサービスやアプリがそれぞれに形成している「ソーシャルグラフ」を結び付けるプラットフォーム。「いいね!」ボタンをFacebook外のWebサイトに設置できるようにしたこともソーシャルグラフ拡大の一環だ。今回のアップデートで、対応範囲をサードパーティー製のアプリ内でのユーザーの活動に拡大し、アプリのFacebookへの統合を強化する。
Open Graphの紹介ページによると、アプリには「Add to Timeline」ボタンやいいね!ボタンの発展系であるactionボタンあるいはobjectボタンを設置できる。これらのボタンをユーザーがクリックすると、そのユーザーのタイムライン、ニュースフィード、リアルタイムフィードにそのアクティビティが表示される(表示範囲などはユーザーが設定できる)。
actionボタンというのは、例えば料理レシピアプリであれば「料理した」というような“動詞型”のボタン。objectボタンは、料理レシピアプリの例では「レシピ」ボタンになる。音楽アプリなら「聴いた」、ニュースアプリなら「読んだ」、映画アプリなら「観た」。ユーザーがこうしたボタンをクリックすると、そのユーザーのタイムライン、ニュースフィード、リアルタイムフィードにそのアクションがサムネイル画像付きで表示される(Huluで「スパイダーマン」を観た、など)。従来のいいね!ボタンより具体性があるため、開発者にとっては新たなユーザー獲得の機会が増えることになるだろう。
【9月24日、以下2段落と1画像を追加し、次の段落を修正しました】
actionはボタンの形をとらせずにアプリに組み込むこともできるようだ。ニュースアプリの「Washington Post Social Reader」では、アプリを許可した段階で自動的にニュースフィードやリアルタイムフィードにユーザーが同アプリを許可したことが表示される。また、アプリ内にactionボタンはなく、ニュースを読むと自動的にニュースフィードとリアルタイムフィード(と恐らくタイムライン)に「<ユーザー名>は<記事タイトル>をWashington Post Social Readerで読む」とフィードされる。
また、アプリ内では自分の友達がどの記事を読んだかが表示される。なお、同アプリを許可する際、タイムラインに同アプリを表示することを求められる。
例えばSpotifyのような音楽アプリの場合、ユーザーはリアルタイムフィードに表示された友達の「Spotifyで○○を聴いてる」というフィードをクリックすることで、その曲を自分でも再生できる。既に同じアプリを利用している場合はアプリの同じ曲のページに飛び、まだ利用していない場合はそのアプリを許可するページに飛ぶ。
幾つかのパートナー企業がOpen Graphに対応したアプリを発表した。音楽ではSpotify、Rhapsody、turntable.fm、rdioが、動画コンテンツではHuluとNetflixが、ニュースメディアではGuardian、Washington Post、digg、The Daily、Yahoo!、Flipboardなどのアプリがリリースされている。
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