個人コンテンツ販売の新時代を開くか 「Gumroad」で同人誌を売ってみる(2/3 ページ)
とても簡単なGumroad
そこに登場したのがGumroadだ。同サイトが今後どうなるのかはまだ分からないが、試してみたところ、個人が同人誌を販売するという点においては最終兵器に近いものではないかと感じている。
Gumroadは有償コンテンツを購入するためのリンクを生成し、そのリンクを経由してコンテンツ販売を代行してくれるサービスだ。従来のダウンロード販売サイトなどと比べた場合の特徴として(1)操作が簡単、(2)ファイル形式の指定がなく、なんでも(公開済みの1枚のWebページでも)販売の対象にできる、(3)Gumroadに支払う手数料がコンテンツ代金の5%+0.3ドルと格安──などが挙げられる。どの点も個人の同人作家にとっては魅力的だ。
早速Gumroadを使ってみよう。コンテンツ代金を受け取るために、PayPalアカウントを用意する必要がある。
(1)Gumroadにログインする。Twitter/FacebookアカウントでOK。
(2)販売したいコンテンツを指定する。既にネット上に置いてあるファイル(ZIPやPDF、画像など)のURLを指定するか、アップロードする。
(3)コンテンツ名、販売額(「Settings」から日本円を設定することも可能だが、筆者の環境では日本円で販売すると決済が進まなかった)を入れて「Add link」ボタンを押せば販売用リンクができあがる。「短縮URLを生成する感覚」だ。コンテンツの詳細な説明などを追加でき、日本語も問題なく使える。
(4)生成したリンクはTwitterやFacebookに投稿したり、自分のサイトなどに貼ることができる。
(5)販売用リンクをクリックすると、販売ページにジャンプする。「I want this!」をクリックすると、クレジットカード情報の入力フォームが現れるので、入力して購入。
(6)購入すると表示が出て、リンクをクリックすればコンテンツがダウンロード/表示される。
(7)「Settings」からPayPalアカウントを登録しておこう。販売ページへのアクセス数や販売数も確認できる。
ちょっと絵を描いたから試しに1ドル付けて投稿してみようか──Gumroadではあらゆるコンテンツを“ポスト”する感覚で販売できるのが最大のポイントだ。過去にも「個人がコンテンツを販売できる」ことをうたうサービスはあったが、コンテンツの登録から承認といったプロセスが不要なGumroadは従来サービスとは出発点もマインドも異なっており、開放感にあふれている。2012年のいま、実際に手を動かして何かを作り、ネットを活用して発表している人であれば、この“新しさ”は共有してもらえるのではないだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
4
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
7
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
8
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
9
「若手はAI使うな」は“老害”なのか? 新人教育で「AI禁止」した企業の1年後
-
10
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR