Wikimedia、構造化データベースプロジェクト「Wikidata」を発表

 Wikipediaを運営する非営利団体Wikimedia Foundationは3月30日(現地時間)、新プロジェクト「Wikidata」を発表した。各国語版のWikipediaで簡単に流用できる構造化データベースを構築する。

 Wikidataは280以上の言語をサポートする予定だ。Wikidataの構築により、各国語版の情報の一貫性や品質の向上、少数言語への対応、約9万人のボランティア編集者の負担軽減が見込めるとしている。

 従来のWikipediaの各項目はテキストの非構造化データだ。例えば著名人の項目が複数の言語で別々に追加されたり、オリジナルの項目が手作業で翻訳されたりしており、言語によって正確さや詳しさがまちまちになっている。Wikidataでは項目を構造化データとして蓄積することでリポジトリを一元化する。

 wiki Wikidataのユーザーインタフェースモックアップ

 WikidataはWikimediaのドイツ支部が立ち上げた。同プロジェクトは4月にスタートし、各国語版にリンクする中央リポジトリを1年で構築する計画という。Wikidataは、Creative Commonsライセンスの下で無料で公開する。

 同プロジェクトの立ち上げに際し、総額130万ユーロ(約170万ドル)が寄付された。寄付金の半額は米Microsoftの共同創業者、ポール・アレン氏の財団Allen Institute for Artificial Intelligenceから、4分の1は米Googleから、残りの4分の1は米Intelの共同創業者、ゴードン・ムーア氏の財団Gordon and Betty Moore Foundationから寄せられたものだ。

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR