「さくらのクラウド」、自社開発ストレージに転換 βテスト開始
さくらインターネットは6月25日、障害が相次いでいたクラウドサービス「さくらのクラウド」で、自社開発した新ストレージ装置によるβテストを開始した。十分な性能を確保できると確認した上で、新規ユーザー募集を再開するとしている。
同サービスでは昨年12月中旬からストレージシステムに起因する障害が相次ぎ、3月下旬には「課金をさせて頂ける状況ではない」としてサービスの当面無償化を発表していた。
同社が田中邦裕社長名で公表した報告書(PDF)によると、アクセス量の増大に伴いホストサーバとストレージ間のネットワーク接続が切れたり、ストレージへのアクセスが増えてデータの読み書きがひんぱんになるとストレージ性能が低下するといった問題が発生していたという。
3月に導入した2台目のストレージは問題が発生しておらず、負荷分散により1台目のストレージも動作が安定して障害は発生していないが、「ストレージ装置の選定と検証プロセスに大きな問題があった」と反省し、「安定性と性能の確保、および責任ある運用を実施するため」としてストレージ装置を自社開発し、転換することに決めた。
新装置は想定収容数を確実に処理できる仕様に変更するなど、発生した問題を踏まえた設計とし、自社で管理・運用できるよう自社エンジニアで開発。性能と機能をユーザーに確かめてもらうためにβテストを実施する。
βテストでは20Gバイト限定で無料提供。安定性を確認した上で、問題がなければ8月中旬には容量を拡大する予定。9月以降、さらに安定性を確認し、十分に課金できる品質と判断した上で新ストレージを正式運用する。具体的な日程や新規ユーザー募集再開の方法などは同社サイトで公開していく。
同社は改めて障害について謝罪し、「本障害のような事象を二度と発生させないために、サービス全体の信頼性を向上させ、一日も早いサービス正常化を目指して参ります」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
8
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
9
早すぎる 「めっちゃカメレオン」Switch 2版、即日10万本突破
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR