ソニーが4K/HDビデオフォーマット「XAVC」を拡張、民生機用の「XAVC S」も追加
ソニーは4月7日、業務用の「CineAlta 4Kカメラ」などに採用している4K/HDビデオフォーマット「XAVC」を拡張すると発表した。さらに民生機用向けにMP4ファイル形式を採用した「XAVC S」を用意する。米ラスベガスで開催される国際放送機器展「NAB Show 2013」の前日会見で発表した。
XAVCでは、まず現在の「XAVC Intraフレーム方式」に加え、圧縮率を高めた「Long GOP方式」(4K 4:2:0およびHD 4:2:2)を用意する。Long GOP方式は、1枚のフレーム内で圧縮が完結しているIフレーム(Intraフレーム)をもとに、前後の映像(Pフレーム、Bフレーム)を、Iフレームや別のPフレームとの差分データからの計算により再現する方式。Iフレームから次のIフレームまでにあるフレームを1組として“GOP”(Group of Pictures)と呼ぶが、GOPを長くして圧縮率を高める仕組みだ。
一方、民生用のXAVC Sは、扱いやすさを重視してMP4ファイル形式を採用する。圧縮方式はMPEG-4 AVC/H.264で、解像度は4K(3840 x 2160ピクセル)までサポート。オーディオフォーマットはリニアPCMもしくはAACとなる。
ソニーはXAVCをオープンな技術フォーマットとし、4Kコンテンツの普及拡大に向けて映像制作メーカーなどにライセンスプログラムを提供してきた。すでにライセンス契約をした企業を含めて31社がフォーマットのサポートを表明。また60社を超える企業と導入に向けた交渉を行っているという。
このほかNAB Showでは、「Beyond Definition」をテーマに、最大56型4K有機ELモニター(技術展示)や、新製品のXDCAMショルダーカムコーダー「PMW-400」、オールインワン型の映像制作機器“Anycast Touch”(エニーキャストタッチ)「AWS-750」など、さまざまな映像制作ソリューションを展示するという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
6
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
-
7
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR