一台二役
ハイレゾ対応ICレコーダーは音楽再生機になりうるか? ソニー「ICD-SX1000」(2/3 ページ)
このほかに録音シーンを選んで最適な設定を行うことも可能で、音声全般に適した「おまかせボイス」のほか、「会議」「講演」「ボイスメモ」「インタビュー」「音楽」が用意されている。これは前述の内蔵マイク設定に加えて、プロジェクターなどのノイズや風切り音の軽減を目的に低い周波数の音をカットする「LCF(Low Cut)」のオン/オフも自動的に設定される。
ただし、録音モードも自動的に設定される点には少し注意が必要だ。録音シーンを利用した場合には、「音楽」のみがLPCM 44.1kHz/16bitで、ほかはすべてMP3 192 kbpsが選択される。ただ、いわゆるお好み設定として「Myシーン1」「Myシーン2」が用意されており、上記のすべての設定のほか、突発的な大音量が入力した際に自動調整でひずみを防ぐ「リミッター」、ある大きさ以上の音をマイクが拾うと自動的に録音し、音が小さくなると一時停止させる「VOR(Voice Operated Recording)」のオン/オフも合わせて自由にセットしておくことが可能だ。
録音モードは、LPCM 96kHz/24bit 非圧縮ステレオ、LPCM 44.1kHz/16bit 非圧縮ステレオ、MP3 320kbps/192kbps/128kbps ステレオ録音、MP3 48kbps モノラル録音が用意されている。上記のように、録音シーンを選べば録音モードも変更されるほか、当然ながら、設定メニューから録音モードを任意に変更することも可能だが、切替を忘れがち、あるいは面倒といった理由で、常に同じ録音モードにしておくという使い方も大いにありえる。
内蔵メモリは16Gバイトなので、LPCM 96kHz/24bitでも6時間35分、LPCM 44.1kHz/16bitであれば21時間35分の録音が可能だ。音声はICレコーダーに入れっぱなしという場合は、MP3(320kbpsでも95時間25分)を使うべきかもしれないが、録音したファイルは定期的にPCへ読み込むというのであれば、せっかくだから(?)常にLPCM 96kHz/24bitに設定しておいてもいいだろう。本来はLPCMで録りたかった音源を、普段の会議録音などで用いているMP3モードで録音してしまい、あとで後悔するという事態も避けられる。また、LPCMとMP3を同時録音可能なデュアルレコーディングにも対応している。
録音したファイルはフォルダで管理される。初期設定では「FOLDER01」~「FOLDER05」(変更可能)という5つのフォルダが用意されており、録音先のフォルダを選択可能だ。また、これらのフォルダは更に上位の「タブ」(ファイル構造上はこれもフォルダ)で管理されており、上記の録音の際に利用するフォルダは「Voice」というタブ内に置かれている。
「Voice」は録音可能エリアとなっており、そのほかに再生専用エリアである「Music」「Podcast」というタブが存在する。
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