PRISM告発者のスノーデン氏、WikiLeaksの協力で香港からモスクワへ
香港特別行政区政府は6月23日(現地時間)、米連邦政府のいわゆる「PRISM」情報を告発した元CIA職員のエドワード・スノーデン氏が、合法的かつ通常の手段で香港を発ち、第三国に向かったと発表した。同政府は米連邦政府に対し、スノーデン氏の出国を通知したという。
同日、告発サイトのWikiLeaksは、スノーデン氏からのリクエストを受けて、同氏が民主国家に安全に亡命するために、WikiLeaksの法的知識と経験をもって支援していると発表した。同サイトの公式ツイートによると、スノーデン氏は同日、ロシアAeroflot213便でモスクワに到着したという。その後のツイートで、“民主国家”というのがエクアドルであることを示唆している。また、エクアドルの外務大臣、リカルド・パティーニョ氏は自身のTwitterで、エクアドル政府がスノーデン氏から亡命申請を受けたとツイートした。
CBS Newsによると、米連邦政府は14日にスノーデン氏をスパイ行為および政府財産窃盗の疑いで訴追し、22日に香港政府にスノーデン氏の身柄引き渡しを要請した。
香港政府は発表文で、米連邦政府からスノーデン氏の仮逮捕状の要請があったことを明らかにした。だが、この要請が香港の法律の要件を満たさなかったため、米連邦政府に追加情報を要求していたが情報がそろわず、スノーデン氏の出国を妨げる法的根拠が得られなかったとしている。
同政府はまた、スノーデン氏がリークした米連邦政府による香港政府のサーバハッキングに関する文書について説明するよう連邦政府に正式に要請したことも発表した。
WikiLeaksの法務顧問で元スペインの裁判官であるバルタザール・ガルソン氏は発表文で「公共の利益のために告発し、あるいは告発を助けるスノーデン氏とジュリアン・アサンジ氏に対する仕打ちは人民に対する暴力だ」と語った。WikiLeaksの創立者であるアサンジ氏は現在、亡命を求めて英ロンドンのエクアドル大使館に滞在している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
4
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
5
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
6
GMO、攻撃者による情報公開を確認 顧客データ含むか調査中 追加の見舞金も検討
-
7
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
8
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
9
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
10
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR