α7は戦略的フルサイズ ―― ソニー「α7」発表会
既報の通り、ソニーは10月16日、フルサイズのミラーレスカメラ「α7R」「α7」を発表した。
いずれもレンズマウントにEマウントを採用したミラーレスカメラで、2モデルの仕様は多くを共通するが、α7はスタンダードモデル、α7Rはα7をベースに解像力を重視したモデルと位置づけられており、撮像素子の画素数やAF仕様などに違いがある。位置づけの違いからα7はボディ及びズームレンズキットが用意されるのに対し、α7Rはボディのみと販売形態にも違いがある。
スマートフォンの影響で普及価格帯コンパクトデジカメと家庭用ビデオカメラが伸び悩む中、同社ではデジタル一眼レフとミラーレスカメラ、くわえて高級志向および高倍率ズームカメラを成長セグメントと見なし、なかでもミラーレスカメラは今度も高い伸びを期待できるとして、カメラへ興味のある人すべてへ向け、「世界最小・最軽量・フルサイズ」としてα7を訴求する。
多くのユーザーへ訴求するために値付けも大胆な設定とした。価格はオープン価格だがスタンダードモデルの「α7」はレンズキットで18万円前後と、他社デジタル一眼レフの中級機と同レベルに据えた(同社直販サイトでの販売価格は17万9800円)。「フルサイズ機としては戦略的な価格付けをさせていただいた」(ソニーマーケティング デジタルイメージングマーケティング部 統括部長 伊藤秀樹氏)
同社はレンズ交換式の国内マーケットは2013年に220万台まで成長すると予測、そのうちミラーレスは44%をしめると予測しており、新製品の投入を持って、そのなかでの存在感を示したい考えだ。
単に小型軽量な低価格フルサイズ機を投入するだけではなく、レンズも豊富に用意する。フルサイズ対応Eマウントレンズとして「FEレンズ」を新たに5本用意するほか、カールツァイスのクリスチャン・バナート氏(Consumer and Professional Division General Manager)からは2014年にフルサイズ対応Eマウントレンズが同社より投入されることが明かされた。
同社デジタルイメージング事業本部 本部長の石塚茂樹氏はFEレンズとあわせて新製品のフルサイズ対応マウントアダプター「LA-EA4」を紹介、既存のαマウントレンズ(Aマウント)を含めての「α」であり、レンズ資産は新ボディの投入でもそのままの価値を持つと強調した。なお、今秋より同社のレンズ交換式デジタルカメラの名称はすべて「α」で統一されることとなる。
ブランド統一されすべてが「α」となる同社レンズ交換式カメラだが、発展の方向性としては「Eマウントカメラは小型軽量」「Aマウントはレスポンス」と既存の方向性を維持することが語られ、加えて、映像(動画)およびプロ向け領域(プロカメラマンを対象とした会員制サポートプログラムを2014年4月開始)への働きかけも積極的に勧めていくとした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
2
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、PCのバックアップと電源オフ呼びかけ VPS利用者に きょう正午の攻撃予告受け
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
7
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
8
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
9
「若手はAI使うな」は“老害”なのか? 新人教育で「AI禁止」した企業の1年後
-
10
政府、サイバー攻撃の「緊急対策パッケージ」来週中に策定へ 高市首相がサイバー閣僚会議の初会合で指示
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR