「Google Chrome 31」の安定版リリース 25件の脆弱性に対処

 米Googleは11月12日(現地時間)、Webブラウザ安定版の最新バージョンとなる「Chrome 31」(バージョン31.0.1650.48)をWindows、Mac、Linux、Internet ExplorerのChrome Frame向けに公開した。インストール後、ブラウザの再起動が必要。なお、Android版Chromeも近いうちにアップデートされるようだ。

 デスクトップ版の一般ユーザーに関係する主な新機能は、Web決済での情報自動入力機能、「Portable Native Client(PNaCl)」のサポート、セキュリティ関連のアップデートだ。

 Googleが5月の「Google I/O」で発表したWeb決済向けAPI「requestAutocomplete」に対応するWebサイトでは、ユーザーは決済に必要な住所やクレジットカード情報などを入力する代わりに決済ボタンを1クリックするだけで情報を入力できる。

 chrome 1 requestAutocomplete対応サイトの例

 PNaClは、Googleが2008年に発表した「Native Client(NaCl)」をさらにポータブルにしたもの。NaClはWebアプリケーションでCPU向けのネイティブコード(マシン語で記述されたプログラム)を安全に動作させるためのオープンソース技術だ。NaClはCPUに依存するが、PNaClは単一のバイナリで動作する。PNaClで構築したWebアプリは、Chromeユーザーであれば、プラグインや拡張機能をインストールせずに利用できる。PNaClアプリはデモページで試用できる。

 chrome 2 PNaClアプリの例

 セキュリティ関連では、計25件の脆弱性に対処した。今回はリリースノートですべての脆弱性の内訳を公表していない。外部協力者が貢献したものなど、重要と思われる脆弱性の内訳では、Googleの4段階評価で上から2番目に高い「High」が6件、「Medium」が5件、「Low」が1件だった。

 また、Flash Playerがバージョン11.9.900.152にアップデートされた。

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