Tor採用の個人情報保護ルータ「Safeplug」が49ドルで登場
オンラインストレージサービス「Pogoplug」で知られる米Cloud Enginesは11月20日(現地時間)、Tor(The Onion Router)を採用したWebブラウジング匿名化ルータ「Safeplug」を発売した。価格は49ドル。日本円では4957円(送料910円を除く)。
ルータにSafeplugを接続し、Google ChromeやFirefoxなどの一般的なWebブラウザでpogoplug.com/safeplugに接続して「Activate」ボタンをクリックするだけでTorを利用したWebブラウジングがスタートする。
Torは、インターネットの接続経路の匿名化を実現するためのオープンソースの規格およびリファレンス実装で、タマネギの皮のように暗号化を多層に重ねる手法が名称の由来。複数のTorサーバを複雑に経由して接続することで、IPアドレスの特定を難しくする。TorのソフトウェアをPCなどに直接インストールすれば利用できるが、Safeplugをルータに接続すれば、そのルータに接続しているPCやモバイル端末にソフトウェアをインストールせずにTorを利用できる。
だが、Torを経由すればIPアドレスの特定が完全に不可能とはいえない。8月には米連邦捜査局(FBI)が犯罪捜査の過程でTorサーバにマルウェアを仕込み、ユーザー特定に利用した疑いがあると報じられた。
元CIA職員のエドワード・スノーデン氏が米連邦政府当局による極秘の個人情報収集について告発して以来、連日のように政府機関によるプライバシー侵害に関する報道が続いている。
23日には、米国家安全保障局(NSA)が機密情報収集のために、世界中の5万台以上のPCをマルウェアに感染させたとオランダの全国紙NRC Handelsbladが報じた。
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