長期試用リポート
「FUJIFILM X-T1」第4回――豊富なグリップのバリエーションを試す
X-T1はさまざまな場所での使用を想定してのオプションも多く用意されている。グリップひとつをとっても発表と同時に用意されたバッテリーグリップ「VG-XT1」、ハンドグリップ「MHG-XT」に加えて、4月末より「MHG-XT Large」「MHG-XT Small」も販売開始され、1モデルに4つの別売グリップが用意されるという最近ではあまり類を見ない状況となっている。
そこで今回は現在入手できる4つの純正グリップを取りそろえてみた。
- 長期試用リポート:「FUJIFILM X-T1」第3回――南信州の遅い春をフィルムシミュレーションで追う
- 長期試用リポート:「FUJIFILM X-T1」第2回――23ミリか35ミリか、魅惑のXF単焦点レンズ撮り比べ
- 長期試用リポート:「FUJIFILM X-T1」第1回――快適な操作性を模索する
まずはバッテリーグリップの「VG-TX1」。グリップ部分にバッテリーを追加搭載することで撮影可能枚数を増やすことができ、また、縦位置撮影用のシャッター、電子ダイヤル2つ、「F.A」「AE-L」「AF-L」の各ボタンが用意されている。縦位置撮影や撮影可能枚数のアップを目的とするなら、この製品が唯一の選択肢だ。
撮影可能枚数のアップや縦位置撮影の安定感向上のほか、下方向に大きさが増すので横位置(通常撮影時)での安定性が増すのもうれしいポイント。ただ、グリップに搭載するバッテリーは1つなので、2つのバッテリーを両方とも交換するときにはグリップそのものを取り外す必要がある(グリップ搭載のバッテリーだけでもカメラは利用できる)。
次にハンドグリップの「MHG-XT」。ベースプレートとグリップだけのシンプルな作りで、本体には六角レンチを使って固定する。レンチで固定するので頻繁な着脱には不向きだが、グリップを装着したままバッテリーとメモリカードの交換ができるので実用上問題はないはずだ。追加されるグリップはボディのグリップの下4/3を覆うようになっており、薬指と小指のホールド感が増す。
「MHG-XT Large」は「MHG-XT」のグリップ部分を大型化したもので、ベースプレートの質感や使用するレンチの径なども同じ。グリップは全体的に大きくなっているが特に縦方向での大型化が顕著で、MHG-XTではあまり感じなかった中指のホールド感がかなり高まる。
MHG-XTとMHG-XT Largeのどちらを選ぶかは利用者の手のサイズに左右される。機能的な差はないので、ぜひとも販売店などで両方を試してみて欲しい。ちなみに個人的な感想でいえば、しっかり握れる感覚が高まったのは「MHG-XT Large」だが、チルト液晶を使ってのウェストレベル撮影では「MHG-XT」の握り心地が好ましく思えた。
「MHG-XT Small」は正確にはグリップではなく、MHG-XTのベースパーツのみでグリップはない。装着することで約13ミリの厚さを増すことになるので、口径レンズ装着時に雲台と干渉しないクリアランスを確保できる。
現在販売されているXFレンズで最大径の大きなほうに属する「XF23mmF1.4 R」の最大径は72ミリで、雲台のサイズや形状によっては絞りやピントのリングが操作しにくくなる。そうした状況を解消するためにこのプレートが有用だ。それにマウントアダプターを介することでより最大径の大きなレンズを装着することも考えられるので、雲台とのマッチングに悩むユーザーは購入の価値があるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
10
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR