なぜGoogleで「ロリ」が検索できなくなったのか SEO専門家の見方(2/3 ページ)
Microsoftの検索エンジン「Bing」を使うと、「ロリ」「ロリ エロ」「ロリ 陵辱」とも大量の検索結果がヒットするなど、これらのワードに関連するコンテンツは大量に存在することは確かだ。にも関わらずGoogle検索でヒットしないのは、Googleが何らかの意図をもって、検索結果を制御しているとみられる。
児童ポルノ対策が目的か
「ロリ」の検索結果が激変した背景には、児童ポルノに対するGoogleの姿勢の変化があると、辻さんはみている。
昨年7月、英国のデビッド・キャメロン首相から児童ポルノ対策の強化を求められたGoogleは、児童ポルノ画像が検索結果に出づらくするアルゴリズムの変更を実施。この対策を表明英語以外の150カ国語にも反映させていくと明らかにしていた。
「このアルゴリズムの変更が、日本のGoogleにも反映されたのでは」と辻さん。どうやらGoogleは、「ロリ」など児童ポルノに関連しそうなキーワードの検索結果に、信頼性の高い一部の大手サイトのみを表示し、それ以外は一律で非表示にすることで、児童ポルノ画像などが表示されるリスクを防いでいるようだ。
ただ、日本では、少女を性愛の対象に描いた漫画やアニメ、ゲームなど2次元のコンテンツも多く、「違法な児童ポルノを規制するために、合法な2次元の表現まで一律に規制するのはやり過ぎで、表現の自由の侵害につながりかねない」という意見もある。
辻さんは、「今のGoogleのやり方は、日本の実情に合わない面はある」と認めつつも、「アルゴリズムは基本的に世界共通。日本向けに2次元と3次元を判別させるのは現実的ではなく、こうなってしまうのは理解できる」と話す。
一方で、「ポロリ」の検索結果も激減するなど、「ロリ」という文言を含む無関係のワードまで規制対象になっており、アルゴリズムの調整がうまくいっていない面もあると指摘。「ロリ」の検索結果も日々変わっており、「今は過渡期で、今後調整されていくだろう」とみている。
「信頼性の高いサイト」を上位に Googleの傾向
大手サイトや公的機関の検索順位を上げ、中小サイトは表示されづらくする――「ロリ」で今回行われたような検索結果の調整はここ2~3年、命や財産に関わるセンシティブなキーワードについて、何度か行われてきたという。
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