リモートで視覚障害者の目になれるボランティアiOSアプリ「Be My Eyes」
デンマークの非営利団体Be My Eyesは1月13日(現地時間)、同名の視覚障害者向けiOSアプリを米AppleのApp Storeで公開した。
Be My Eyesは、サービスに登録した視覚障害者と目の見えるボランティア希望者を取り持つアプリ。視覚障害者がiOSのVoiceOver機能を利用してアプリを起動して助けが欲しいと呼び掛けると、それに気付いた世界のどこかにいるボランティアが協力を申し出る。マッチングすると、視覚障害者とボランティアはビデオチャットでコミュニケートする。
例えば、視覚障害者が冷蔵庫に入っていたミルクのパッケージをカメラに写してボランティアに賞味期限を読み上げてもらったり、駅構内でのリモート道案内などが可能だ。
これまでに823人の視覚障害者と8491人のボランティアが登録し、1569件のボランティアが実施された。現在日本語を含む30カ国語に対応する。登録の際に言語を選択すると、同じ言語を設定した相手とのみつながる。
動画システムとしてiOS専用のものを使っているため、iOS以外のプラットフォーム版を開発する予定はないが、Android版やWindows Phone版の開発希望者は連絡してほしいと呼び掛けている。iOS版のソースはGitHubで公開されている。
Be My Eyesは、自身も25歳から視力が弱まっている現在50歳の家具職人、ハンス・ヨルゲン・ワイバーグ氏のアイデアを基に、デンマークの視覚障害者協会が支援し、新興企業Robocatが協力して開発したもの。現在は完全に無償で運営しているが、資金が2015年9月に尽きる見込みで、その後はサブスクリプションモデルあるいは寄付による継続を検討しているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR