写真で見る
バランス重視の新ハイレゾウォークマン「NW-ZX100」が日本デビュー、価格は6万7000円前後に(2/2 ページ)
GPSなどの無線機器に使われる「Filled Via構造」
本体は、アルミ切削ボディーにシャーシを一体化したモノコック構造。ただし、基板が小さくなるとグランドが安定しにくくなるため、シャーシの一部に「NW-ZX2」でも使用していた「バスプレート」と呼ばれるステンレス鋼板をシャーシに取り付けた。さらに銅メッキ、金メッキを施してグランドをより強化。グランド面積をかせいで安定させたことで、クリアな低音を実現したという。
プリント基板には低誘電率の材料を採用し、配線間容量を下げて信号の流れをスムーズにした。さらにプリント基板には「Filled Via構造」と呼ばれる新しい試みをプラスした。これは基板に部材を実装する際に開いてしまう小さな穴を銅メッキで埋めるというもの。もともとGPS機器などの無線機器の基板で採用されていた技術で、電源の安定化や配線インピーダンスの低減に効果があるという。「試しにウォークマンに採用してみたところ、低域を引き締め、伸びやかな高音を実現できた」(同社)。なお、この技術は同時発表の下位モデル「A20シリーズ」にも採用されている。
メイン基板や金属部品を固定するビスには導電性を有するカスタム品“導通ビス”を採用した。はんだもオーディオ用途に向けて素材から見直した新しい高純度無鉛はんだを使用するなど、細部にまでこだわっている。「小さなビス1個では効果も薄いが、1セットに30個ほど使用しているため、全体でクオリティーアップが実現できた」(同社)
「NW-ZX1」と同じOS-CON4個のほか、「NW-ZX2」で採用したフィルムコンデンサー、低抵抗ケーブル、圧膜銅箔プリント基板など、これまでの製品で培ってきた技術を惜しみなく投入した。クロックについても「NW-ZX2」同様に強化。44.1kHz系と48kHz系の2つを搭載しており、さまざまな音源に最適なクロックを供給する。
気になる音質傾向についてソニーでは、「NW-ZX1に近い。エネルギッシュでスピード感、エッジ感は踏襲しつつ、NW-ZX1を超える音を目指した。またユーザーから要望の多かった低域強化のため、高剛性、低インピーダンスを実現したシャーシ構造を採用している」(同社)
なお、「NW-ZX100」では、パッケージにケースが同梱(どうこん)されなくなった。その代わり、専用オプションとして本革ケース「CKL-NWZX100」(6500円前後)や液晶保護シート(1500円前後)、ハイレゾNCヘッドフォンなどを用意する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR