故hideさんをよみがえらせたのはどの音声合成技術?
X JAPANのギタリストで、ソロアーティストとして活躍した故hideさんの合成音声が開発され、iPhoneやAndroidなどでファンとの自由な対話が可能になった。NTTドコモのエージェントアプリ「しゃべってコンシェル」で、2月25日までの期間限定ダウンロードできる。3月11日以降はフル機能の有償版も予定。
1998年に亡くなったhideさんの歌声をVOCALOIDで再現する試みは既にシングル曲「子ギャル」で実現しているが、今回の音声合成は別の技術が使われているようだ。
「通常は、合成音声制作用の収録を行う必要がありますが、hideのしゃべってキャラについては、過去のhideの声を収集し、通常の合成音声のように滑らかな発話を再現」とキャンペーンサイトでは説明している。
YouTubeのドコモ公式チャンネルの投稿説明では「Special Thanks To」として、 エーアイの名前が挙がっている。エーアイはしゃべってコンシェルで使用されている音声合成技術であるAITalkの開発元。hideさんの音声もこの技術を使って再現されているようだ。
病気などで自分の声を失う前に声を残しておきたいという人向けにはAITalkをはじめさまざまな音声合成技術がサービスを提供しているが、故人が残した音声データから作成する音声合成は、2012年に名古屋工業大学がHMM(隠れマルコフモデル)方式で実験的に行った例くらいしか知られていない。
話者適応など少ない話数で合成が可能なHMMとは異なるコーパスベースの合成方式であるAITalkでも故人の音声を再現できるとなれば、大きな前進と言えるだろう。AITalkは商用サービス・ソフトとして提供されているので、故人が残した録音物から音声合成のデータベースを作り出す、故人向け音声合成サービスが一般でも利用可能になるかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
2
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
3
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
4
GMO、PCのバックアップと電源オフ呼びかけ VPS利用者に きょう正午の攻撃予告受け
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
7
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
8
Apple、「iPad mini」を大幅刷新 8.5インチOLEDとA20 Pro搭載、防水にも対応 11万9800円から
-
9
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
10
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR