ブラウザを使うだけでビットコインがもらえる?
ブレンダン・アイク氏は、ウェブブラウザFirefoxの開発元であるMozillaの共同創設者でJavaScriptの父としても知られている。そのアイク氏がMozillaを離れて「Brave」という新しいブラウザプロジェクトを立ち上げたことを、米テクノロジーメディアPCWorldが伝えている。
現在のブラウザ市場は、Firefoxの他にも、Windows標準のInternet ExplorerとEdge、MacおよびiOS標準のSafari、Google Chrome、ヨーロッパで根強いOperaなどがシェアを奪い合う、群雄割拠の時代にある。最近はOpera創業者のヨン・フォン・テッツナー氏がVivaldiを正式公開したばかりだ。こんな状況の中で、Braveにはどんな勝算があるのだろうか。
アイク氏は、まったく新しいビジネスモデルを提案してきた。ユーザーに広告を見せて制作者だけが利益を得るアドウェアは、すでに(うんざりするほど)存在するが、その利益をブラウザ制作者、コンテンツ制作者とともに、ユーザーが分かち合うというものだ。
Braveの対応OSはWindows、Mac、Linux、iOS、Androidとなっている。Braveはすでに一般的になっている広告ブロッキング機能を持っていて、ウェブサイトの派手な広告を非表示にする。そのかわりとして、やや控えめな広告を、Brave自身が表示できる。表示するかどうかはユーザーが選択でき、表示した場合にはその広告料の一部を受け取る仕組みだ。広告料全体のうち、Braveプロジェクトに参加するウェブサイトが55パーセント、Brave自身、広告代理店、ユーザーがそれぞれ15パーセントをビットコインで得る。登録のために、ユーザーはメールアドレスと電話番号を登録する必要がある。サイトの主催者はもう少し審査がある。
この新しい広告モデルは、なにを意味するのだろうか。各種ウェブブラウザなどによる広告ブロッキングが一般的になると、ウェブサイトの制作者は収入が途絶え、コンテンツを制作できなくなってしまう。それを防ぐためには、ユーザーにも利益のある新しい広告モデルが求められている。はたしてBraveは、その新しい仕組みを構築する、伝説の勇者になれるだろうか。Braveはバージョン1.0の開発目標を、この5月に置いている。
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