あなたの知らないプリンタの世界
外国のスーパーマーケットが日本と違って見える理由(1/2 ページ)
海外のスーパーマーケットを訪れたことはありますか? 見慣れない商品がたくさん並ぶスーパー、観光客にとってはお値打ち価格でおみやげがゲットできる場所でありつつ、地元の家族やカップルの日常を垣間見て観光地とはまた違った外国の気分を味わうこともできる場所です。私のように「海外に行った時は必ず行く!」という方も多いのではないでしょうか。
食べ物や飲み物、日用雑貨など、扱う商品のジャンルは世界各国で変わらなくても、海外では店内の雰囲気が日本と少し違って感じませんか。今回はその秘密をひもといていこうと思います。
茶色い段ボールはどこ? カラフルに陳列に活用
下の写真をご覧ください、積み重ねられた食品や調味料は、運搬用の段ボールをそのままに、横面をガバッと開いて陳列されています。違和感がないどころか、むしろカラフルでデザイン性が高く、おしゃれに見えます。
対して、日本のスーパーマーケットの売り場ではどうでしょうか。多くの段ボールは茶色ですし、そもそも店頭では箱自体をあまり見かけませんね。
この色鮮やかな段ボールの存在こそ、店内の雰囲気の違いを生み出している1つの理由であり、店舗の業務スタイルを根底から変えてしまった要因でもあります。
おしゃれなだけじゃない、合理的な新世代段ボール
スーパーマーケット店内業務で一番多くの時間・人員を費やしているのがレジ打ち。そして2番目が品出し――つまり、箱の開封から陳列までの作業です。
日本では、ほとんどすべての商品が箱から取り出され、きれいに並べられていますが、海外のスーパーマーケットはこの「品出し」が段ボールパッケージ印刷によって不要になりました。商品陳列作業を減らして、さらに販促や宣伝に活用してしまいます。合理的ですね。
写真でも分かりますがこの外箱、そのまま積み重ねて棚にもなっています。簡単に開封できて陳列棚にもなる段ボール箱は「RRP」と呼ばれています。プロレス団体の名前のようですが、「リテール・レディ・パッケージ」の略。販売準備済みのパッケージ、という意味です。他にも、SRP(シェルフ・レディ・パッケージ=棚になってるパッケージ)、FRP(フロア・レディ・パッケージ=床に置けるパッケージ)という言い方も。構造もビジュアルもさまざまなデザインがあります。
スーパーの棚に並ぶ商品、より新しいものを求めて奥の方から商品を取った経験はあるでしょうか。「新しい物は後ろの方にある」という無意識に近い認識があるからですね。商品をぐるぐるかき回されてしまうと、店員さんが再度陳列し直すのも大変です。
RRPなら、古い箱から順番に開けていくだけ。購入する側も迷うことなく、店舗側の作業も楽になります。パッケージの内側にも印刷されていると、商品が空になってもきれいに見えますね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
あなたの知らないプリンタの世界
駅のホーム、街中の看板、カフェのマグカップ、スーパーのビニール袋――毎日目にする広告やデザインは、あなたの視界に入るまでに必ず「印刷」の工程があります。いつもの毎日をちょっと面白くする“あなたの知らないプリンタの世界”をご案内しましょう。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
10
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR