過熱するランドセル“争奪戦” 「土屋鞄」サイトがダウン 「数時間待ち」行列で店舗閉鎖したメーカーも
手作りの革かばんを製造・販売する土屋鞄製造所が7月1日午前10時に来年4月分のランドセルを発売したところ、販売サイトにアクセスが殺到し、つながりづらい状態になった。検索数も激増し、「土屋鞄」がGoogleトレンドの「急上昇ワード」で「高島礼子」に次ぐ2位に入った。
ランドセル商戦は年々早まっており、職人が手作りする上質なランドセルは特に人気が高い。今年は発売日に店舗に大行列ができ、店舗での販売を打ち切るメーカーも出るほど人気が過熱している。
7月1日にWebと店舗で発売した土屋鞄のランドセルにも人気が殺到。Twitterには「土屋鞄がシステムエラーで買えない」「ネットも電話もパンクしてる」「503エラーとの闘いを制して買えた」などの報告があり、“争奪戦”の様子が伝わってくる。
土屋鞄の実店舗に行列ができていると報告しているユーザーも。同社のサポート電話番号に電話しても「たいへん混み合っているためかかりにくくなっています」とアナウンスが流れる状態だ。
「数時間待ち」の行列のメーカー、店舗販売を断念
「これ以上の店舗でのランドセル販売は極めて難しいとの判断をいたしました」――6月20日に来年4月分のランドセルをWebと店舗で発売した鞄工房山本は23日、こんな告知をWebサイトに出した。23日から当面の間、奈良本店、銀座店、表参道店の全店を臨時休業し、Web販売に絞るという内容だ。
20日に発売したところ、Webはつながりにくい状態に。店舗は早い時刻から行列ができ、注文完了までに「数時間に及ぶ待ち時間が発生した」という。年配や妊婦の客に「非常に辛い時間を過ごさせてしまうこととなり、体調を崩される方もおられ、一時的に別室でお休みいただくことがあったほど」という。
また、開店直後から深夜まで店内に顧客が待機。「万が一火災が発生すれば、全員の避難がかなわない事態になることも十分に考え得る」とし、防災上の観点からも、店舗運営は「大変危険」と判断したという。
来年4月用の在庫は、Webサイトで1時間ずつ時刻をずらしながら、1モデルずつ順番に販売するという手法を採った。同社への問い合わせメールは1日に100件以上、「累計数千件」届いており、「対応は1カ月先になる可能性がある」と告知している。
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