「Pepper」は「2.0」に――キャラ利用ライセンスやデコレーションも“解禁”

 ソフトバンクロボティクスは7月20日、Pepperの法人向けモデル「Pepper for Biz」の新サービス群を発表した。8月2日以降、28個の業務アプリケーションを追加するほか、遠隔メンテナンスサービスやデコレーションサービス、Pepperを企業広告のキャラクターなどに利用できるライセンス制度などを始める。

 業務アプリは無料と有料の両方を用意。「クーポン」「抽選」「呼び込み」「多言語プレゼン」「レコメンド」「フロアマップ」「スマホ通知/IP電話」など12個のアプリをデフォルトで無料搭載するほか、他社サービスと連携して使えるアプリなども提供する。

Pepper法人向けモデル「Pepper for Biz」 9月末までに申し込むと、有料アプリが3カ月無料となる
Pepper法人向けモデル「Pepper for Biz」 これまでのPepper for Biz向けクラウドサービス「ロボアプリ&クラウドサービス」は「Biz Pack」(ビズパック)へと名称変更

 また、“故障の予兆”を検知して自動復旧する「スマートロボメンテナンス」も提供。同サービスは、Pepperの稼働状況をリモートでモニタリングしてくれるというもの。これまではユーザー自身がPepperの故障を発見してメーカーに連絡する必要があったが、スマートロボメンテナンスではPepperの異常を自動で検知。自動復旧や遠隔メンテナンスを受けられる。まずはOSとハードウェアに対応し、個別のアプリは今後対応を検討するという。

Pepper法人向けモデル「Pepper for Biz」 「スマートロボメンテナンス」は「プレミアムサポート&メンテナンス」を改名したもの

 Pepper専用のステッカーやユニフォームを提供する公式カスタマイズサービス「ロボデコレーション」も新たに提供する。従来からPepperにデコレーションをしている人はいたが、それらは全て非公式のもの。非公式のデコレーションを施した場合Pepperの保証が受けられなくなってしまう問題があった。

 新サービスは、Pepper向けに用意したソフトバンクロゴステッカーをユーザー自身で貼るものから、Pepper全体をラッピングしてくれるサービスまでラインアップし、料金は約1万5000~12万円。顔に貼るフェイスカスタムシール(メガネ、ほっぺ、まゆげ、ヒゲ、インカム、耳ライン)も全体ラッピングの付属として用意する(単体での販売は今のところ予定なし)。

 ライセンス制度では、Pepper for Bizを2台以上導入した企業が自社の広告や販促キャンペーンのイメージキャラクター、発表会の司会などでPepperを有償利用できる。内容によっては一部利用できない場合もあるという。8月2日から提供予定。

 ソフトバンクロボティクスは今回の展開について「Pepper for Biz 2.0」と位置付け。「Pepperは今、集客から業務の領域に入ってきている」と同社の吉田健一事業推進本部長は話している。

Pepper法人向けモデル「Pepper for Biz」 ソフトバンクロボティクス吉田健一事業推進本部長

 「Pepper for Biz 2.0」の発表に伴い、Pepper for Bizを新規に申し込み9月30日までに納品した人を対象に、Android対応Pepper(7月21~27日に先行予約を受け付けているAndroid対応Pepper「Pepper for Dev」)への無償アップグレードを受けることが可能。具体的にはPepperに付いているタブレットの交換となる。

 また毎年開催されているPepperのアプリコンテスト「Pepper App Challenge」の次回開催は2016年冬を予定。Androidでの開発がメインになるという。

太田智美

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太田智美
太田智美

小学3年生より国立音楽大学附属小学校に編入し、小・中・高とピアノを専攻。大学では音楽学と音楽教育(教員免許取得)を専攻し卒業する。 その後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に入学。人と人とのコミュニケーションで発生するイベントに対して偶然性の音楽を生成するアルゴリズム「おところりん」を生み出し、「おところりん:ソーシャルネットワークにおける偶然性を用いた音楽生成(Otocororin: a chance music for social network systems) (http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/KO40001001-00002010-0075.pdf?file_id=44931) 」を修士論文として提出。同研究は、情報処理学会 第12回「Internet and Operation Technology(IOT)」研究会において学生奨励賞を受賞。 同大学院を修了後、2011年にアイティメディア株式会社に入社。営業配属を経て、2012年より@IT統括部に所属し、技術者コミュニティ支援やイベント運営、記事執筆などに携わる。2014年4月から2016年3月までねとらぼ編集部に所属。2016年4月よりITmedia ニュースに配属される。これまでの代表作は「世の中やっぱり金でした 71万円の大金を積んで誰よりも早く『iPhone 6 Plus』の使い勝手を検証してみた (http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1409/10/news139.html) 」「スケスケでまるみえじゃないですか! 人によっては透明に見えるドレスを作ってみた (http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1502/27/news152.html) 」「あの日、Twitterのくじらが出なかったもう1つの理由 (http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1401/08/news082.html) 」「ゆとり世代が問う『好きなことをやって何が悪い!』(シリーズ) (http://www.itmedia.co.jp/keywords/yutori_generation.html) 」「はじめてのAI(連載) (http://www.itmedia.co.jp/news/series/5264/) 」など。 Twitter:@tb_bot (https://twitter.com/tb_bot)

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