あなたの知らないプリンタの世界
なぜ、外国によくある「超巨大看板」は日本で見かけないのか(1/3 ページ)
大きな広告看板のことを「ビルボード」と呼びます。それをさらに大きくし、ビルの壁面を丸ごと覆うようなものを「ビルラッピング」とも呼ぶのをご存知でしょうか。今回は、ビルを丸ごとラッピングするほどの巨大広告の印刷と、海外で見つけたビルラッピングのちょっと違った使い方などを紹介したいと思います。
おとなり中国は建物もでかければ広告もでかい
やはり人口世界一(13億人)の中国は看板も大きいです。北京や上海、大連などの都市を歩いていても、印刷された看板のサイズには目を見張るものが多いです。横幅20メートル、高さ10メートルの看板が多く見られるほか、ビル一棟が丸ごと映像ビジョンになっている大迫力なものも存在します。
のぼり旗のサイズも7メートルを超えるものもあり、日本では考えられない高さです。これは2階建ての家の屋根の高さに相当し、ただ地面に「置く」という感覚ではなさそうですね。
ただ、このような巨大印刷物は、最初から巨大な姿で生まれるわけではありません。巨大印刷物の印刷幅は5メートルが最大。つまり、幅5メートルで印刷したものをつなぎ合わせて、1枚の大きな広告幕を作っているのです。
しかし、横幅が何十メートルにもおよぶ看板の印刷に用いるのに、なぜ印刷幅は最大5メートルなのでしょう。それは、印刷する素材の最大幅が5メートルのロール素材(巻物)だからです。しかも最近では、この巨大広告に使う印刷素材の主流は3.2メートルや1.3メートル程度に狭くなってきています。
なぜ印刷素材の幅が狭くなってきているのか――それは、素材製造と、何より運搬が大変だからです。海外で見かける巨大広告は、コストや効率性を考慮しながら作られていることが分かりますね。
日本であまり見かけないビルラッピング その理由は……?
日本でも最近、「痛車」のようなカーラッピングや「トレインラッピング」と呼ばれる電車の車体広告を見かけることが多くなってきました。しかし、先ほど紹介したビルラッピングは日本ではあまり見られません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
あなたの知らないプリンタの世界
駅のホーム、街中の看板、カフェのマグカップ、スーパーのビニール袋――毎日目にする広告やデザインは、あなたの視界に入るまでに必ず「印刷」の工程があります。いつもの毎日をちょっと面白くする“あなたの知らないプリンタの世界”をご案内しましょう。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR