マストドンつまみ食い日記
Patreonの料金改定でサポーター減るマストドン オイゲンさん怒りのブログ
マストドンをはじめとする多くのプロジェクトに利用されているクリエーター向けパトロネージシステムPatreonが12月8日、料金改定を発表した。18日以降は新しいシステムが適用される。
だが、この新システムはサポーターが支援するプロジェクトに支払う金額が増えるため、それを嫌うサポーターがPatreonをやめる現象が起きている。マストドン開発者で、このプロジェクトで生計を立てているオイゲン・ロチコさんは発表があってから21人が支援をやめており、他のPatreon利用者も影響を受けているとトゥートしている。
従来は支援者が毎月100ドルをプロジェクトに支払うとすると、Patreonへの支払いも100ドル。その中からPatreonが手数料として5%(5ドル)、そして決済手数料(カード会社などによって異なる)が2-10%(2ドルから10ドル)差し引かれるので、プロジェクトの取り分としては85-92%(85ドルから92ドル)となる。
新システムでは、支援者がPatreonに支払う金額が変わる。支援額を100ドルとすれば、さらにその2.9%である2.9ドルと0.33ドルの合計3.23ドルがサービス料金として上乗せされる。これは従来の決済手数料に相当する。支払い額は103.23ドルとなる。プロジェクトの取り分は95ドルとなるのでいいように思える。Patreonは、決済手数料支払いを減らしてほしいというのが最大の要望だったと説明している。
しかし、支払い額の2.9% + 0.33ドルが毎月1ドルの支援に適用されたら、約1.36ドルと大幅な値上げとなる。オイゲンさんは、1ドル支援者の多くはいなくなるだろうと予想する。「パトロン(支援者)が支払う金額は多くなるし、クリエーターはパトロンを失い、どちらも傷つく」とオイゲンさんは述べ、Patreonを使いたくない支援者はLiberapayから寄付することを提案している。
ただし、Liberapayは匿名で寄付する仕組みなので支援者リストに名前が載ったり、支援者専用のDiscordに入るといった権利は得られない。支援総額もまだ少ない。
Patreonはクリエーターからの反発に対応する様子を見せていない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
マストドンつまみ食い日記
マストドン(Mastodon)をはじめとする、脱中央集権をうたうサービス、アプリ、Web 3.0の動きをつまみ食いする連載です。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
2
大雨で「首都圏外郭放水路」稼働 濁流が“地下神殿”を満たすまでの動画公開 国交省
-
3
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
4
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
5
Duolingoの新アイコンが「気持ち悪い」 世界のユーザーから「元に戻して」の声
-
6
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
7
メルカリ、くら寿司ちいかわ騒動巡りコメント 出品削除・禁止の有無は
-
8
くら寿司、「ちいかわ」グッズ不正で「警察と相談、厳正に対処」 メルカリと連携も
-
9
くら寿司、10%割引の“適用漏れ”を謝罪 レシート持参で返金へ ちいかわコラボのお詫び施策
-
10
Suica、3つの新キャラ候補を発表 ネット投票で決定へ ペンギンは27年3月末で卒業
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR