VR空間でウィンドウショッピング パルコが渋谷に体験ブースを期間限定出展
友達と一緒にVR(仮想現実)空間でウィンドウショッピングし、気に入った商品はスマートフォンで購入できる――そんな体験ができるブースを、パルコが5月10日から5月13日までセレクトショップ「RUNWAY channnel Lab. SHIBUYA」(東京都渋谷区)で公開している。VR空間にはワンピースや浴衣など、さまざまなコーディネートのマネキンが浮かんでおり、好きなものを目の前に表示してチェックできる。
3月に「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト) 2018」(アメリカ・テキサス州)に展示したものを日本でもお披露目した。ヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」を装着して VR空間に入ると、それぞれにコーディネートされた35体のマネキンがゆっくりと流れてくる。気になるものを見つけたら、右手のコントローラーのトリガーを引き、光線を当てれば自分の目の前に表示される。
右手のコントローラーではマネキンを回転させたり、足を一歩踏み出して商品に近づき、細部をチェックすることも可能。左手の操作で表示したコーディネートに使われているアイテムの値段なども確認できる。
マネキンの右上に表示されるハート形のアイコンに光線を当てると、コーディネートを5つまで「お気に入り」に登録できる。最後に1番好きなコーディネートを選ぶと、体験後コーディネートに使われていたアイテムそれぞれのQRコードを印刷してもらえる。QRコードをスマホで読み込むと、ECサイト「RUNWAY channnel」の商品ページから購入できる。
同時に体験を楽しめるのは3人まで。他の体験者と同じVR空間を見ることができるため、友達と一緒に「あれかわいい!」「どれが好き?」などと話しながらコーディネートを選ぶことができるという。
VR空間の制作にはPsychic VR Labが開発したブラウザだけでVR空間の構築・配信ができるクラウドサービス「STYLY」を活用。RUNWAY channnel Lab. SHIBUYAに常設している同社の3Dスキャナーでコーディネートしたマネキンを撮影し、STYLYに取り込んだという。撮影は数秒ほどで行え、新商品が入荷したらユーザーに追加したり、売り切れた商品を使ったコーディネートを削除したりすることも可能だ。
VR空間の活用は、店舗側にも「広さの制限がなく、大量の商品をディスプレイできる」「コンセプトに合わせて柔軟に空間を作り込める」といったメリットがあるという。また今回は複数ブランドのアイテムを使ってコーディネートしていたが、ブランドごとにイメージに合わせて空間を演出したり、「今は商品や空間が動いて流れる方式だが、ゆくゆくはユーザーがVR空間を自由に歩きながら好きな商品を探せる技術を実現したい」(Psychic VR Lab エンジニア 米本恭平氏)
今後の計画は未定だが、パルコでは「新しいショッピング体験」の創出を目指し、今後もVRなど新しい技術を使った取り組みを進めていく方針だ。
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