サーモス、“魔法瓶”技術のイヤフォン・ヘッドフォン披露 空洞は「1000万分の1気圧」
ステンレス製の真空断熱魔法瓶などを手掛けるサーモスは、7月14日~15日にe☆イヤホンが開催した「ポタフェス2018」で、魔法瓶技術を活用したイヤフォンとヘッドフォンを展示した。14日から予約を受け付け、8月末に発売する。
真空技術で何かできないか
「1904年に創業し、魔法瓶を開発してから100年が過ぎたが、この技術で何か他のものを作れないかと検討していた」とサーモスの展示担当者は話す。
魔法瓶は、金属を中空構造にし、内部を真空状態とすることで断熱性を高めている。今回、サーモスはこの「断熱性」以外の性質に着目。
「内部を1000万分の1気圧まで減圧すると、金属の剛性が高まる。この硬さをスピーカーに応用できるのでは」──この発想の第1弾として、2015年に「真空スピーカー」を発売。真空を活用したオーディオシステムのブランドを「VECLOS」と名付けた。
第2弾となる今回のイヤフォン・ヘッドフォンでは、ドライバーを覆うエンクロージャーを極小の魔法瓶とみなし、真空構造に仕立て上げた。
「魔法瓶構造によりエンクロージャーが変形しにくくなり、ドライバー本来の音を引き出せる」(担当者)
イヤフォン・ヘッドフォンともにエンクロージャーにステンレスとチタンを用いたモデルをそれぞれ用意する。
チタン製のヘッドフォン「HPT-700」の価格は4万5000円(税別、以下同様)。40ミリ径ダイナミック型ドライバーで、インピーダンスは32オーム。周波数帯域は10〜8万Hz。ユニットを固定するバッフルにアルミを採用する。本体重量は約338グラム。
ステンレス製ヘッドフォン「HPS-500」の価格は3万5000円。ドライバーは変わらず、バッフルが樹脂製。本体重量は約342グラムとなる。
イヤフォンはチタン製・ステンレス製のハウジングに、バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバー2基を搭載したものと、1基を搭載したものの計4種類を用意。いずれもMMCX端子を備え、リケーブルに対応する。周波数帯域は10〜1万6000Hzで、インピーダンスは70オーム。ケーブルを含まない重量はチタン製が約4.0グラムで、ステンレス製が約4.9グラム。
チタン製でBA型ドライバー2基を搭載する「EPT-700」の価格は4万4000円。BA型ドライバー1基の「EPT-500」は3万4000円。
ステンレス製でBA型ドライバー2基を搭載する「EPS-700」は4万1000円。BA型ドライバー1基の「EPS-500」は3万1000円。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
6
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
7
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
8
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
9
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR