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80年代のコーフンが今よみがえる! カシオ「ゲーム電卓」
80年代に登場し、大ブームを巻き起こした「ゲーム電卓」。このゲーム電卓に搭載していたシューティングゲームと同じゲームを搭載した新製品「ゲーム電卓 SL-880」が春に発売された。当時、このゲーム電卓にハマった筆者としては、“復刻版”ともいうべき製品の登場はとてもうれしい。
ゲームの内容は、右側から攻め込んでくる侵略者(インベーダー)の数字に、ビーム砲の数字を合わせることで迎撃するというもの。「・」キーを何回か押して数字を合わせ、「+」キーを押すことで発射するだけのシンプルなゲームだ。
加算される得点は侵略者を迎撃した位置によって決まり、自陣よりも遠くで消すほど高得点となる。ビーム砲台(ライフ)は3つあり、侵略されると1つずつ減っていく。また、撃墜した数字の合計値の末尾が0になるごとにUFOが出現し、打ち落とすと300点が加算される。
インベーダーの数は1ラウンドにつき16で、16すべてを消すとラウンドクリアとなる。ライフがなくなるか、1ラウンド内で「+」を30回押すとゲームオーバーだ。ゲームの構成はステージ1とステージ2に分かれており、それぞれラウンド1〜9までが用意されている。ステージ2ではインベーダーが一桁左寄りから出現するため、より難易度が高くなる。
数字が砲台に向かってどんどん左側に攻めてくるのはスリル満点で、80年代当時の興奮が蘇ってくる。「・」キーを必死に連打して、攻めてくる数字と砲台に表示されている数字を合わせていくわけだが、単純に最前列の数字を狙うのではなく、ときには後ろの数字を先に倒すなど、テクニックを駆使することで最高得点を更新していく面白さがある。なお、最高得点は電源をオフにしても保持されるが、電池を交換すると消えてしまうので注意したい。
ゲーム以外の電卓機能についても充実している。サイズは70(幅)×118.5(奥行)×8.5(高さ)ミリ、重量は60グラムと軽量コンパクト。税計算やパーセント計算のほか、メモリー機能も搭載している。表示桁数は10桁。電源はリチウム電池(CR2016)と太陽電池の併用で、オートパワーオフ機能も搭載している。
80年代に発売された「ゲーム電卓 MG-880」の表示桁数は8桁で、消費税導入前なので税計算機能も非搭載だったし、太陽電池も搭載していなかった。数字1桁の大きさもSL-880の約34%と小さく、それに比べると新しく生まれ変わったゲーム電卓はさまざまな面が強化されている。
表示が大型化されるとともに、機能も充実して実用的でありながら、昔のままのシューティングゲームを楽しめるこの新型ゲーム電卓は、単純だが不思議とやみつきになる。ゲーム中に電子音を消すことも可能で、スマホと違って仕事中に遊んでもバレにくいという利点(?)もある。当時ハマった人はもちろん、若い人にもぜひ一度試してみてほしい製品だ。
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ちょっとしたアイデアで生活を変える便利グッズからテクノロジーを最大限に活用した最新アイテムまで、くらしに役立つ製品をピックアップして紹介します。著者は長寿連載「自腹ですが何か?」の橘十徳(たちばな・じゅっとく)。今回もやっぱり自腹です。
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