知らないうちに外国にデータ送信……監視カメラやスマートウォッチに潜むリスク(1/3 ページ)
自動車にドローン、電子投票システムの投票機、現金を引き出すATM、あるいはPOSシステム……米国で毎年開催されているハッキングカンファレンス「DEF CON」ではありとあらゆるモノが「ハック」の対象になってきました。今年8月に開催された「DEF CON 26」も同様に、クルマや制御システムなどさまざまな「モノ」のハッキングを競うコンテストが開催された他、警察官が装備するボディーカメラ、市販のスマートスピーカー、スマートウォッチなどの脆弱性を指摘するセッションも行われました。
このうち「Packet Hacking Village」で行われた「IoT Data Exfiltration」(意訳すれば「出血のように止まらないIoTからのデータ漏えい」)というセッションでは、セキュリティ製品を提供する802 Secureのマイク・ラゴCSO(情報セキュリティ最高責任者)と、Python Forensicsのチェット・ホスマー氏が、過去2年間、さまざまなIoTデバイスを調査してきた結果を紹介しました。
両氏は「Apple Watch」、Andoridを搭載した「Moto 360」、Tizen OSを搭載したSamsungの「Galaxy Gear 2 Neo」、それにOkkuoの「U8 Nucleus」という4種類のスマートウォッチをテストしました。その結果、Galaxy Gear 2 Neoでは、リモートから権限昇格が可能な脆弱性が見つかりました。この問題はSamsung側に通知し、既に修正されているということです。
もっと深刻な問題があったのはU8 Nucleusで、中国のランダムなIPアドレスに対し、暗号化されたチャネル経由でデータが送信されていることが分かりました。このようにスマートウォッチや監視カメラの中には、本来IoT機器を簡単に接続するために作られたプロトコルを悪用し、一種の「隠しチャネル」を通じて、外国と何らかの通信を行っているものがあるといいます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
10
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR