Innovative Tech
ロボット犬がリアル犬の動きを物真似 Googleが強化学習システム開発
Innovative Tech:
このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。
Googleの研究開発部門であるGoogle Researchとカリフォルニア大学バークレー校による研究チームが開発した「Learning Agile Robotic Locomotion Skills by Imitating Animals」は、本物の動物の動きから四足歩行ロボットの制御システムを構築する強化学習フレームワークだ。高速歩行から回転、ジャンプ、サイドステップなど、実世界の動物が行う動作を四足歩行ロボットが習得する。
ロボットの制御システムは強化学習を用いることで効率的に構築できるが、そのまま実世界で動作させると危険だったり、実現不可能な行動を取ったりする。
今回の手法は、強化学習で訓練した制御ポリシーをロボットに転送しても、安定して動作させられる強化学習フレームワークの実現を目指す。
まず、歩行などの基本動作を行っている実際の犬の動画を収集。続いて、収集した動画のモーションデータを入力に用い、制御ポリシーを物理シミュレーションで訓練し、最後に効率化のための処理を施して四足歩行ロボットに転送する。
このフレームワークを用いて構築した四足歩行ロボットは、犬を模倣した18自由度の動きを実行する。バランスを崩してこけたりせず、安定して俊敏に歩行している。異なった動きを組み合わせることで、空中ターンやサイドステップなどのダイナミックな動きも実行する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR