Innovative Tech
「重なっても影ができない」プロジェクションマッピング 東工大が開発
Innovative Tech:
このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。
東京工業大学 渡辺研究室の研究チームが開発した「Dynamic Projection Mapping with Networked Multi-projectors Based on Pixel-parallel Intensity Control」は、複数台のプロジェクタを使い、対象物の前に物体があっても影を作らず動的シーンを投影するダイナミックプロジェクションマッピングシステムだ。影を除去しながら対象物全面に投影し続ける。
動く物体に追従し、ぴったり張り付いているかのように投影するダイナミックプロジェクションマッピングでは、対象物の前に物体があると影が生じる。
こうした影を除去するための手法として、複数の高速プロジェクタを用いる。実験では、10台の高速カメラと、ネットワーク化された4台の高速プロジェクタを周囲に配置。カメラで対象物の位置と向きを追跡し、それらを受け取ったコンピュータは、2つの画像を360fpsで生成し投影する。結果、影で隠れていた箇所も投影され、異なる視点でも対象物全体に画像が張り付いているかのように見える。モーションから投影完了までのレイテンシ(遅延)は10ミリ秒を達成したという。
各プロジェクタの各ピクセルに対する投影輝度は並列処理による分散化ができるため、計算量が増大してもネットワーク接続によりプロジェクタの数を増やせる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
2
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
3
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
4
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
-
5
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
6
iPhone 18シリーズ発表、今年はPro・Pro Maxのみ なんと“無印”なし 価格は21万9800円から
-
7
「iPhone Duo」発表 Apple初の折りたたみスマホ 36万4800円から
-
8
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
9
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
10
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR