「シン・エヴァ冒頭」に見る現代のテクノロジー 裏表のあるUSB端子はやはりギルティ?(3/4 ページ)
クルーも挿し間違えた「USB Type-A」
ITやデジタルガジェットに親しんでいる人の多くが反応したのがこのシーンではないだろうか。
ポッドでの降下後、黒い柱へのハッキングを試みる際に、クルーは柱側のUSB Type-AポートにUSB端子を接続している。そして接続ポートは上下に2つ並んでいたのだが、上側に挿そうとしたところ失敗し、下側も失敗、USB端子をひっくり返してようやく接続できた。
この間、映像の尺としては約2秒。ハッキングの成功が制限時間11秒前であったことを考えると、決してばかにできないタイムロスだったのではないだろうか。
USB Type-Aの「あるある」は、シン・エヴァの世界でも健在だった。
作中では“最新ノートPC”? パナソニックの「TOUGHBOOK」
USB Type-Aで黒い柱へ接続したWILLEクルーらが、ハッキング(正確には暗号化されたシステムの復号鍵の特定)に使ったのは、パナソニックのノートPC「TOUGHBOOK CF-19」(US配列仕様)とみられる。
同モデルは防塵(じん)・防滴仕様や高輝度な液晶ディスプレイ、長時間のバッテリー駆動など、屋外の過酷な環境で使うことを想定したもの。現実世界では同社が2007年から2013年にかけて、同じ筐体で中身を変えながら6世代発売していた。
シン・エヴァの世界はサードインパクトでほとんどの人類が滅んでいるため、パナソニックも会社自体は消え去っていると思われる。つまりサードインパクト後の14年間では、一般的な企業による技術発展はほぼなかったはずで、CF-19も作中人類にとっては貴重なテクノロジーというわけだ。同モデルの世代までは特定できないものの、「破」でミサトが使っていたLet'snote F8とほぼ同時期か、より新しいモデルといえることから、作中では“最新のノートPC”として14年間在り続けたのではないだろうか。
現実世界の事情に目を向ければ、エヴァとパナソニックが継続的にコラボを行っていることや、14年間以上という長い期間の動作が見込めそうな頑丈な端末ということで、CF-19に白羽の矢が立ったのかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
大阪公立大、システム障害で1週間近く休講に 出願期間中で入試にも影響
-
2
個人向けGeminiのモデル選択が厳格化 無料ユーザーが使えるのは「Flash-Lite」のみに
-
3
大和証券、22万件情報漏えいか 顧客約11万人の口座番号も
-
4
渋谷区でシステム障害、窓口業務を縮小 復旧の見通し立たず
-
5
日経社員のGoogle Workspaceに不正ログイン 1646人分の個人情報漏えいか
-
6
「Androidのマイナンバーカード」提供へ 20日から 物理カードなしでも本人確認など可能に
-
7
「OpenAIの文化は壊れている」──安全性報告書を統括した従業員が退社し、寄稿
-
8
タイムズカー漏えいで集団訴訟の動き、登録3000人弱 呼び掛けた弁護士に聞いた──「謝罪で済む案件ではない」
-
9
パチンコ店の入場抽選アプリ「777CON-PASS」に不正アクセス 行動エリアやプロフ写真など流出か
-
10
日本交通、不正アクセスで停止していた「電話でタクシー配車」再開へ 約3カ月ぶり
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR